【緊急】臨検が来た!労働基準監督署調査で現場は大混乱

施工管理

こんにちは、ブックマンです。

現場監督のみなさんは臨検が現場に来たことはありますか

 

現場の臨検というのは労働基準監督署が事前連絡なく現場立ち入り調査を行い、法令通り、手続き通りに現場管理、社員管理をしているかの調査を行うことです。

あまり知らないからまあいいかではすまされないほどの権限を持っていますので十分に対応は注意した方がいいです。実際に私が体験した臨検状況も踏まえ説明したいと思います。

 

この記事はこんな人におすすめ
・臨検と聞いたことがあるがなんのことか分からない
・臨検が来た時にどう対応したらいいか分からない
・普段現場でどうすればいいか分からない

 

この記事で伝えたいこと
法律、規則を守ればとりあえず大丈夫

 

 

【問題点】労働基準監督署が来たらなにが問題?

サラリーマンの表情のイラスト「目がハート・疑問・居眠り・照れ」

 

労働基準監督署というのが来たらなにが問題か。

結論を言うと現場を止めることができます。

 

現場内で不備があったり、危険な状態で作業をしている場合、是正勧告というのが出され是正した証拠を見せるまで現場を止めなさいと言える権限を持っているのです。

 

労働基準監督署がなんの権限を持ってそんなことを言えるのかというと公務員だからです。

厚生労働省管轄で実は逮捕権まで持っている国ぐるみのパワーを持っているすごい人たちなのです。

 

監督官は悪い現場を見過ごすとどんどん上の人からお叱りを食らうので自分の裁量範囲を超えた危険箇所があれば指摘して来ます。

 

また、現場内だけではなく社員の体制にも指導があります。

残業時間が法律違反だと所長や会社に働かせすぎているがどうなっているのか説明しろと言えるのです。

 

その場は上手くやり過ごせたとしても後日なぜか所長から残業して頑張っている社員にもっと時間を短縮して成果を出せとむちゃくちゃな指示がでます。

それを時間を短縮して成果を出させるのが所長の仕事なのにそのまま丸投げされても困ります。

 

臨検が入ると目ぼしい足場や設備を確認し不備がないか見ていくので普段からきちんとやってないと一発アウトです。現場ストップになります。

現場ストップになると現場再スタートの時に工程が一気に短くなり、安全設備にかける時間が少なくなるので余計危ない状況になります。

負のスパイラルになりますが臨検が来ないと現場管理がおろそかになるというのも事実です。

 

そもそも建設現場で事故が多いから臨検に入るので今後、建設現場で事故がなくなれば臨検も入る回数は減るでしょう。

臨検が入るということは現場全てが法律違反ではないということにしなくてはいけません。

普段からの管理が非常に大事です。

 

 

【経験談】臨検入りました。

メールを待つ人のイラスト(男性)

 

会社の携帯電話のSNSに「臨検来ました」と短い文章が送られて来ました。

現場監督で一瞬にして動く人と全く動かない人に分かれます。

全く動かない人は知らない人、知ってるけど関係ないと思っている人です。

 

 

現場での対応

まず私は現場の作業員が足場の上などにいないか確認する事と重機に乗っていない事、電動工具を使っていない事を確認しました。

これには理由があります。足場場では2m以上の場所が多く、高所作業という扱いになります。

高所作業では手摺や巾木の整備はしてなくてはいけないのですが、たまに外されたまま放置されている時があります。

また、作業員自体が安全帯を使ってない場合もありますので、とりあえず足場から降ろす事で指摘を受けづらくなると思います。

 

 

重機は使用していると安全バックという書類を整理した物が必要です。

中身は点検表や指示書が入っていますが期日が切れていたり、書類が揃ってない場合は指摘の対象になります。

 

作業員は資格を携帯していなければ無資格と見られます。

重機の取り扱いも区画はしているか、ワイヤーが痛んでないかとそんなこと言われるの?みたいなこともありますので現場ではとりあえずストップと指示を出します。

 

 

電動工具も同様に書類不備や工具自体の不備があればその場で指摘を受けます。

電動工具を使用している人に大事なのが保護具です。

溶接作業しているのに遮光面を使ってなかったり、はつり作業をしているのに保護メガネやマスクをしてないと一発指摘です。

現場では疑わしい作業は止めて掃除や片付けをしましょう。

 

20分もあればそのエリアは通り過ぎます。

煙の無いところに火は立たぬという言葉もありますので疑わしいことはその時は特にやめておきましょう。

 

 

事務所での対応

現場巡回が終われば書類の確認になります。

臨検に来た人によりますが書類を先に確認するか現場を先に確認するか分かりません。言われたらYESと答えて対応することになります。

なんなんだこの人達は・・・・・

 

書類では日常的な書類や現場巡回記録を見られます。

各自がやらなくてはいけないことをきちんとやっているか確認していきます。

あの書類出してこの書類出してと言われますのですぐこれですこれですと対応する必要があります。

 

現場の書類もほどほどに次は社員の勤務管理ができているかという話題になります。

むしろこっちが本当の目的ではと思えるくらいです。

 

昔からですが会社には働かせすぎて過労死ということがあります。

過労死は会社から不当な扱いを受けることや長時間労働などで自殺に追い込まれることを言います。

会社も死ぬまで働けと言った私が悪かったですなんて言いません。

そんなことを言えば今働いている社員が死ぬまで働きたくないと仕事を辞めてしまいます。

社員がいなければ会社は成り立ちませんので過労死させましたなんて絶対に認めません。

 

働かせすぎてないか?勤務時間に嘘の報告をしてないか?会社に奴隷のような扱いを受けてないか?このようなことを規則や数字で証明しないといけません。

説明できないと是正勧告を受けてしまうので事務の人が必死に説明をしてます。

 

全てが終わるまでざっくり3時間くらいかかりました。

結果としては指摘や指導も特に無いので良かったです。

普段から対応できるように現場や書類をみんなで整理していたのでうまく対応ができました。

 

 

労働基準監督署はサラリーマンの味方

助けに向かうヒーローのイラスト(男性)

こんな怖いと思う労働基準監督署ですが実は私達サラリーマンの味方なのです。

勘違いしないで欲しいのが労働基準監督署というのは現場をいじめに来ているわけではありません。

きちんと「労働規則通りにサラリーマンを雇ってますか」ということと「現場が怪我のないように管理できてますか」ということを見に来ます。

 

もし、不当な扱いを受けていれば是正するように指導されますので会社の客観的な待遇の改善はされます。

しかし会社では指導される原因になった人が晒し上げるのでとても会社に居られるような環境ではなくなります。

今後の会社は改善されていきますが原因となった人はそのまま働きずらい雰囲気で仕事をすることになります。

 

一番良いのは会社が自主的に改善されていくことですが工事費は安く、利益が高くが目標なので見ている視点が違います。

不当な扱いを我慢できなくなったら労働基準監督署に連絡するのも一つの選択肢です。自己責任ですがね。

 

 

【解決策】臨検対応

話し合いをしている作業員のイラスト

臨検が来たらどうすればいいか、どうしてたらよいかを教えます。

 

現場での対応

労働基準監督署が現場で何を見るか

法違反をしていないかを見ます。

 

Q、何の法違反があるか

A、足場や機械類、協定の違反をしてないかを見ます。

 

Q、どのようにしておけばよいか

A、足場は2m以上が高所扱いです。

手摺と巾木は付けましょう。

物が2m以上落下するような場所がないようにしましょう。

高所作業では安全帯を使いましょう。

溶接作業やはつり作業をなどの保護具は適正な物をつけましょう。

有機溶剤などは適正に保管しましょう。

できれば作業員の作業を制限しましょう。ちょっと危ないかなと思うような作業はすぐ止める。

 

 

この辺が法律がらみで決まってますので法律を覚えて何が基準か確認しましょう。

法律と言っても六法全書ではありません、

安全衛生規則というのがありますので勉強しましょう。

下記のサイトなどで私も勉強しています。

・足場法律

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000088481.pdf

・安衛則

労働安全衛生規則(安衛則) 目次|安全衛生情報センター 

 

個人的な意見ですが勉強しないせいで基準がいつまでも分からない人が多いです。

覚えれば誰にも文句を言わせなくできます。言われたら法律違反ですがやるんですか?と聞き返せば、ほぼ無言になります。

そのくらい法というのは強い効力なので覚えましょう。

 

 

次に事務所での対応です

まずは元請けとしての現場の書類があるか確認されます。

Q、作業間連絡調整記録があるか

A、作業間連絡調整記録の確認。統責、元方の巡視記録の確認

 

Q、労務安全書類があるか

A、労務安全書類の確認。入場日の記入があるかの確認

 

Q、外国人就労者の書類はあるか

A、外国人就労者の書類確認。パスポートや在留カードのコピーを確認

 

 

社員の方では就業規則や労働時間の管理を見られますので答えられるような書類が必要です。

Q、労働条件はどうなっていますか

A、就業規則の書類を確認する

 

Q、労働時間の管理はどうなっていますか

A、勤務カードを確認する。36協定書を確認する。勤務シフト表を確認する。

 

Q、賃金はきちんと払ってますか

A、支払い状況や賃金台帳を確認する。

 

Q、有給休暇は取得していますか

A、取得状況の確認ができる、または取得予定の確認ができる書類を確認する。

 

Q、安全衛生責任者を配置していますか

A、在籍の確認と資格証の確認、責任者の責務をやっているか確認

 

Q、健康管理はしていますか

A、健康診断の実施状況確認、過重労働の有無の確認

 

以上のようなことは聞かれますので対応できるようにしておきましょう。

 

臨検は突然やって来ます。ふらっと現場に立ち寄っても労働基準監督署はそれが当たり前なのです。

なにか指摘がある場合に運が悪かったなどと思ってはいけません。普段の積み重ねで起きることだったのです。

現場監督の皆さん、普段からきちんと施工管理をしましょう。

 

 

現場監督のまとめ

臨検は突然やってくる
法律違反していると工事が止まる
普段からの現場管理と書類整備が重要

 

臨検は誰でも何度でも経験するわけではありません。

人生で一度も経験しない人もいるでしょう。逆に現場管理が悪くて何度も臨検が来るような現場もあります。

 

臨検は法律違反をしてないかという視点で現場に来ます。

建設現場に適応される法律は多いですが現場管理に関する法律と言うとそこまで多くありません。

 

普段から行なっている仮設や工具、有機溶剤の管理、職人の正しい作業、普段から目を通している書類の整備くらいです。

事務の方がおらず労務管理までするとなると現場監督の範囲を超えてる気がしますがやらなくてはいけないなら勉強するしかありません。するしかないのです。

一回覚えれば、一生使えますので今は大変でしょうけどコツコツやっていきましょう。

 

 

 

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