【計算】コンクリート数量の拾い方、現場で使える数量計算

知識

こんにちは、ブックマンです。

現場監督の皆さん、生コン打設を楽しましょう。

 

今回の記事は生コン数量の拾い方です。

生コン打設担当は若手現場監督が担当することが多い工事です。

関係者がいれば勝手に進むためお飾り的なこともありますが、一度問題が起きればどう対処していいか難しい工事です。

 

そんな生コン打設ですが、現場監督の大事な仕事で生コン数量の計算をしなくてはいけません。

数量によって日を分けたり、打設範囲を変えたりといろいろ考えることがあります。

大事な仕事ですのでこの記事を参考にしてしっかりやりましょう。

 

 

この記事はこんな人におすすめ
・生コン数量拾いの方法が分からない
・最後の生コン出荷調整がうまくいかない
・もっと簡単に生コン数量拾えないのかと思う

 

 

この記事で伝えたいこと
生コン数量拾いは上から拾うと現場で楽になる

 

 

【問題点】コンクリート数量が合わない

書類を見て焦る会社員のイラスト(男性)

生コンの数量を図面で拾うけど実際は数量が合わない。

自分なりに一生懸命に間違わないよう計算するが打設後の結果は違っている。

そんな経験は皆さん、あると思います。

 

拾い方が悪いのかな、どこが悪いのかがよく分からないなとなります。

コンクリート数量の計算が合わない原因
・同じ部分を重複して計算してしまう。
・拾い忘れがある
・フカシ部分を計算していない。
・開口部を計算していない。
・鉄筋の体積を考えてしまう

見落とす場所は大体決まっていますので次からの計算に役立ててください。

 

 

・同じ部分を重複して計算してしまう。

コンクリート数量を拾う時にさっきここの部分を拾ったかなと迷う時があります。

コンクリート打設後に数量が合わないので、再度見直すと梁とスラブの拾う箇所が被ってたりして拾いの数量と打設数量が全然違ったりします。

 

なぜそんなことが起きるかと言えば「拾いのルール」を作ってないからです。

コンクリート数量を拾うのに特に教科書はありません。

 

とにかく縦✖️横✖️高さの立方体をどんどん足していきます。

でもどこかで計算した箇所が重なってしまい間違ってしまうのです。

 

重なって計算してしまうのと後で見直すのが大変です。

計算した図面を見ても重複して計算しているので、どこが間違っているか一見して分からず再度計算する必要があるからです。

 

重複して計算しないためには拾い方のルールを作る必要があります。

自分なりのルールがある方は大丈夫ですがまだよく分からないという人は下記の【解決策】の記事に拾い方のルールがありますで参考にしてください。

 

 

・拾い忘れがある。

図面で拾っていると段々だるくなってきて計算する箇所に忘れが出てきます。

コンクリート打設中に計算した図面を見てみると数量が書いてない。

その場で計算をしなくてはいけないこともあります。

 

拾い忘れには2つ原因があります。

まずは見直してないこと。人間ですので必ずパーフェクトではありません。

より精度の高いようにするためには見直しをしましょう。

 

もう一つは図面をよく見てないことです。

どこに段差があるかとかフカシがあるか、そのようなことでもすぐに5m3くらいは数量が変わります。

スリーブ一個で変わることはありませんが、建物形状を正確に理解しなくては精度の高い数量拾いにはなりませんので、まずは図面を読み込みましょう。

 

 

・フカシ部分を計算していない。

数量を間違う理由としてフカシを計算していないことがあります。

躯体のフカシは計算してるはずと思うかもしれません。

その通りで躯体図のフカシは皆さん計算しているので大丈夫です。

 

ではどこのフカシを計算していないかというと土に接する部分のことです。

具体的に言えば土留めと躯体の隙間や捨てコンの釜場部分などです。

 

土留めとの間で100mm計算してないと5m✖️10mで5m3の誤差が出ます。

大きい現場ほどその誤差が大きくなりますのでコンクリート数量を拾う時に一緒に拾いましょう。

 

 

・開口部を計算していない。

開口部分のコンクリート計算を面倒になってしまい、開口部無しの計算をしてませんか。

壁開口は1m3くらいの大きさが多いですがたくさんあればコンクリート数量に差が出てきます。

面倒くさいかもしれませんが意外と重要な部分です。計算しましょう。

 

 

・鉄筋の体積を考えてしまう。

躯体の中には鉄筋が入っており、コンクリート数量から減らしたくなりますが減らさないようにしましょう。

なぜかは分かりませんが、躯体を打設する時に鉄筋の体積を抜かなくてもぴったりになります。

むしろ鉄筋の体積を抜くとコンクリートが足りなくなります。

不思議ですがなんかそうなってます。

 

 

【経験談】捨てコンで5台の生コン車をミスった思い出

現実逃避のイラスト

昔の話ですが捨てコンで5台の生コン車を余しました。

なぜかと考えた結果、慢心がありました。

 

私はもう何年もコンクリート打設を経験していて捨てコンくらい簡単だと勘違いしていたのです。

コンクリート当日まで数量を拾わず、地盤のレベルがボコボコなのも気にせず、勢いで生コンを発注してました。

 

捨てコンなので平面的にはものすごいスピードで広がっていきます。

気がついた時には後1台で済むのが6台あるという状態になっていました。

余したことはしょうがないので生コン会社に謝り、上司に謝り反省をしました。

 

真面目に数量を拾っておけば、レベルを管理して本当の厚みを知っておけば、5台も余すことはありませんでした。

 

生コンは1m3で約10000円くらいします。

強度や取引先の関係などで大きく金額は変わりますが大体10000円としましょう。

 

当時は生コン車1台5m3積んでましたので25万の損害が出ました。

担当者の電話一つで担当者の給料が出てしまうなんとも残念な結果です。

 

間違えたとしても間違え方がよくありません。

反省することが数量を拾ってなくてきとうに注文していることに対しての反省ですので、そんなのサボってるだけじゃんとなります。

 

以後は反省して時間がなくても必ずコンクリート数量を拾うようにしてます。

時間が無いなりにやってます。次に活かせない失敗はただの汚点ということが分かったので良い勉強になりました。

 

 

【解決策】コンクリート積算は上から拾う

現場監督のイラスト

コンクリート数量を拾う時にルールを決めるのが大事です。

拾い始めてからどうしようどうしようと迷っていると次からも同じようになり精度の良いコンクリート数量拾いにはなりません。

まだルールを決めてない方は参考にして見てください。

 

コンクリート数量計算のルール
・1枚の図面で拾う
・小数点第2位で四捨五入する
・開口部は拾う、スリーブは拾わない
・コンクリートは上から拾う

ひとつひとつ解説していきます。

 

 

・1枚の図面で拾う

図面は1枚の図面で拾いましょう。

何も断面図を見るなという話ではありません。

 

積算した数量を1枚の図面に書き込むのです。

ものすごく見づらいと意見もありますが、理由としてはコンクリート積算をしたか分かりやすくするためです。

 

もし2枚の図面で積算した数量を記入した場合、どちらが何を計算したかよく分からなくなります。

また、現場で使う時に2枚の図面を見比べながら数量を管理しなくてはいけません。

間違いの元ですので1枚の図面に数量を書き込みましょう。

 

見づらいという人は色を変えて見ましょう。

柱、壁は赤色を梁、スラブは青色、合計は緑色と色を変えることで1枚の図面で拾うことが可能です。

 

また図面はA3のサイズにしましょう。

理由はコピーができるからです。

数量積算した図面は人に見せたり、現場で使ったり、後で見直したりと使いどころがあります。

原本を持ち歩いた場合、紛失などしたら再度拾い直すことになりますで、原本は事務所保管としてコピーを持ち歩くようにしましょう。

 

 

・小数点第2位で四捨五入する

図面でコンクリート数量を拾う時に迷うのが小数点です。

正確にはmm単位まで計算する必要がありますが、非常にめんどくさいです。

 

ですので小数点第2位を四捨五入するようにしましょう。

10560mmという寸法があったとしたら10.5mとするのです。

また、m3の方も10.28m3と計算されたら10.3m3とします。

 

小数点第2位なぞ大した影響はありません。

実際に違いを計算して見たら100m3で2m3も変わりませんでした。

 

それより小数点の位置を間違う方がよほど数量に影響が出ます。

細かすぎる計算は時間ばかりかかりますので、ほどほどに計算しましょう。

 

 

・開口部は拾う、スリーブは拾わない

コンクリート数量を拾う時に開口部をきちんと計算しましょう。

開口部は1箇所でも0.3m3を超えるものばかりです。

めんどくさいので計算しないと5m3の差なんてあっという間です。

 

しかし、スリーブは計算しなくても良いです。スリーブは1箇所0.1m3もありません。

何箇所あろうとそんなに変わりません。

 

 

・コンクリートは上から拾う

コンクリート数量を拾う時は上から拾いましょう。

上からというのはレベルが高いスラブからです。

 

コンクリート数量を拾う時に柱、壁、梁、スラブで建物は構成されています。

柱、壁から数量を拾う人がいますが私は使いづらいと思っています。

理由はコンクリート打設はスラブの打設が最後だからです。

 

以下の図面を見てください。

コンクリート数量1のサムネイル

このように全部で100m3の躯体があったとします。

柱、壁、梁、スラブと分けて計算すると図のようになりますがコンクリート打設時に苦労します。

コンクリート数量2のサムネイル

なぜならスラブ下まで打設した場合、残りの打設数量が把握できません。

現場でもう一度、梁部分の足し引きをしなくてはいけなくなるのです。

 

しかし、以下の図のように拾うことでコンクリート打設時もそのまま使えます。

コンクリート数量3のサムネイル

せっかく一生懸命、数量を拾った図面ですので合計だけ分かる図面ではなく、コンクリート出荷調整にも使える図面にしましょう。

 

 

現場監督のまとめ

コンクリート数量計算のルールを決める
出荷調整しやすいような拾いの図面を作る。
コンクリート数量を拾わないと大きく間違う

 

コンクリート数量は計算通りに打設したとしても数量通りには中々なりません。

なぜか分からないが100m3拾っても実際に打設したら1割くらいずれます。

どこかで計算が合ってないのでしょう。

 

しかし、現場で出荷調整できれば良いのです。

その時にそのまま使える図面があれば、なお良いのです。

コンクリート数量を計算する時は現場でも使いやすいようにしましょう。

 

 

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