こんにちは、ブックマンです。
現場で怪我をしないためヘルメットと安全帯は着用します。
又、安全靴も多くの現場で着用するようになっています。
しかし一部の現場では、まだ安全帯やヘルメットの着用をしておらず、怪我が建設現場から怪我が無くなりません。
作業員がヘルメットや安全帯を使用していない時にまあいいかでは現場監督としてだめです。
なぜヘルメットや安全帯をすることを口うるさく言わなくてはいけないのかを記事にしたいと思います。
興味がある方は見ていってください。
・現場にヘルメット、安全帯を着用しない人がいる
・怪我なんかしないし、邪魔だから外してもいいかと思う
・実際にヘルメットや安全帯に命を助けられたことがある
・ヘルメットや安全帯は命を守るための義務です。
【問題点】安全帯、ヘルメットをしない作業員がいる。
現場では邪魔だの熱いだのという理由でヘルメットをしない人がいます。
又、落ちないから大丈夫という人は安全帯をしない、安全帯を使いません。
大きな現場ほど着用率は高いですがまだ住宅街に見かけるような作業員には着用、使用がされてない感じが見られます。
作業員が危険ではないと判断。
会社として義務付けを進めてない。
現場監督が口うるさく言わない。
このような理由で安全帯、ヘルメットを着用しません。
しかし、怪我をしてしまうとなぜ着用していなかったのか。着用させなかったのかと怪我した本人だけの問題ではなく、会社や元請の方にも責任があるようになります。
なぜ安全帯やヘルメットを着用、使用しないのでしょうか。
それは「自分は大丈夫」という意味の分からない根拠を持っているからです。
現場で何十年と経験を積んでも怪我をするときは一瞬の油断からです。
又、他の人の不注意から事故に巻き込まれる場合もあります。
誰かに言われているから着用するのではなく、自分が怪我をしたくないからヘルメットや安全帯を着用する意識がないといけません。
このように安全帯、ヘルメットを着用しない人、させない人は安全意識が低いです。
建設現場は危険がいっぱいです。
ヘルメット、安全帯だけではなく全身防護しても良いくらいですが、動きやすさやお金がかかることからそこまでは出来ません。
最低限としてヘルメットで頭部を守ること、安全帯で墜落を防ぐことで命を失う危険性を下げましょう。
【解決策】安全帯、ヘルメットの着用を言い続ける。
日本の全現場が統一ルールで安全帯、ヘルメットの着用を義務付けて厳罰化してくれれば、おそらく皆着用するでしょう。
しかし、ヘルメットなどの着用の本質は怪我をしないことです。
作業員本人のためなのにわざわざ言わないといけない面倒臭さはあります。
一度怪我すれば分かるんじゃないのかと思うかも知れませんが、一度の怪我で命を落とすかもしれません。
今日まで一緒に働いていた作業員が突然なくなるのも悲しくなります。
ではどのようにすれば安全帯、ヘルメットの着用をしてくれるでしょうか
一番効果的なのが言い続けることです。
あなた(現場監督)の前で未着用の人がいたとすれば物凄く怒ってください。
「どういうつもりだ!なぜ着用しない!怪我したいのか!」
このようなことを繰り返し行えば、
あなた(現場監督)の前では着用します。
あなたの現場で着用します。
現場で着用します。
このようになっていきます。
人間怒られたい人なんていません。例外的にどMの人もいますがそれは置いときましょう。
他にも動画やポスターなどで伝えるようなやり方もあります。
例えばこんな動画とか
こんなポスターなど
現場にこのような表示などがあれば気を付けようと思います。
結局最後に怪我をするのは安全帯、ヘルメットをしていない人なのですがそれだけで済むほど現場監督の立場は軽くありません。
ひとつ怪我をしてしまえば、何もしなくてよかったはずの原因究明と対策を求められます。
日本全国から事故が無くなれば一番良いですがせめて自分の現場からは怪我人を出さないようにしましょう。
ご存知ですか?「フルハーネス型」の着用義務付けられました。
(平成30年6月19日厚生労働省令第75号)により安全帯はフルハーネス型の着用を義務付けられました。
フルハーネス型とはこんなのです。
<改正の3つのポイント> 2019年2月1日より施行
②墜落制止用器具は「フルハーネス型」の使用が原則
③特別教育の義務化
フルハーネス型は従来の腰ベルト式安全帯より落下に対する安全性が向上しています。
しかしながら誰でも装着すればよいというわけではありません。
規定では6、75m以上高所作業での装着が義務付けられています。
また建設業では5m以上での装着となります。
なぜこのような規定があるかというとフルハーネスは落下までの距離がないと安全帯が機能する前に先に地面に激突してしまうからです。
フルハーネス型を使用する業者は高所作業で落ちるかもしれないような人が使います。
高所では手すりなどを整備する前は親綱で落下防止を行います。
親綱はたわみますので落下距離が長くなります。
そのため6、75m以上の高さの場合に使われます。
また6、75m以下の高さや整備された足場場では今まで通りの腰ベルト式の安全帯です。
現場の人が全員装着する必要はありませんがフルハーネスの方が安全性が高いのは間違いありません。
軽いものではありませんし、装着するのも面倒ですが高所での作業が多い人は用意した方が自分の命を守れます。
【経験談】安全帯を使わない作業員
街を歩いているとあちこち建設現場があります。
大規模から小規模までありますが比較的小規模の建設現場や改修工事などでは簡易な仮囲い、又は仮囲いをしない場合があります。
道を歩いていると興味があれば見えます。
その時の一つの現場で見た感想です。
道の脇でマンションの改修工事用に足場を作業員が組んでいました。
高さは10mくらいでしょうか。
縦に5人ほど資材を運ぶため足場上を縦に並び垂直に手渡しで渡し始めました。
まず気になったのが垂直に運んでいると行くところです。
垂直に運ぶ時は資材を落とした場合、下の人が怪我をする可能性が高くなります。
落としたとしても下の人が怪我をしないよう上斜めに手渡しすることが理想です。
とはいえ、手渡ししづらいし下の人も気を付けているようだから怪我しないだろうと思ってました。
近くを通り過ぎる時に何気なく安全帯が気になりました。
あれ?4段目の人が安全帯を使ってない。
2段目の人が安全帯を装着してない。
この状況にとてもがっかりしました。
鳶という高所作業が当たり前の作業員が安全帯を使ってないのです。
前のめりになって足場から落ちたらどうなるのでしょう。
自分だけは大丈夫なのでしょうか。
自分の命は守る必要はないのでしょうか。
とても残念な気持ちでした。
とはいえ私は正義感MAXマンではありません。
ナンパされて嫌がっている女性を助けようと思いません。
全ての現場から事故が無くなればいいとは思ってますが、揉め事になりそうなことにわざわざつっこみはしません。
基本的にほとんどのことは自己責任だと思ってますし、安全帯を使わずに怪我をするのは自業自得だと思います。
結局怪我をして一番困るのは怪我をした本人です。
自分だけは大丈夫は何も大丈夫ではありません。
今まで怪我したことなかったからは今から怪我をするかもしれません。
怪我をする可能性を1%でも下げるのが建設現場で働く皆さんの課題だと思います。
現場監督のまとめ
建設現場は他の産業に比べ、事故や怪我が多いです。
工場みたいなところだと怪我をした原因を見つけルールや機械を直せば次の事故は防げます。
しかし建設現場は一つ一つ場所も大きさも状況も違います。
やっている作業員も違えば指導している現場監督も違います。
類似しているというだけで全ての事故は防げません。
事故への対策や機械の改善をしても最後の最後は建設現場で働く本人達が怪我をしない、させないためにはどうすれば良いかと考えることが一番効果があることです。
安全帯は墜落を防ぐ物、ヘルメットは頭部を守る物です。
命を守る物ですので皆さんの現場では安全帯とヘルメットを使わせるようにしましょう。
如何でしたでしょうか。
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