こんにちは、ブックマンです。
現場監督の仕事を早く覚えるにはどうすればよいか分かりますか
一つの答えとしてがむしゃらに仕事をするという方法もありますが、仕事を最速で覚えるというわけではありません。
最速で仕事を覚えるには「よく聞き、良く調べること」です。
仕事を覚える前は周りの人の方が知識も豊富で、言うなればあなたより仕事の出来る人ばかりです。
そんな人達からどのような知識や知恵を教えてもらえばいいかと言うのが最速の仕事の覚え方に繋がります。
しかし、聞いたことが全部本当かと言えばそうではない部分もあります。
仕事を早く覚えたい!という方は見ていってください。
・現場監督の仕事を早く覚えたい
・先輩や職人の言っていることが分からない時がある
・○○年仕事していてそんなことも分からないのかと言われる
・現場監督をやっているからには、仕事を早く覚えてしまって楽をしよう。
・【結論】仕事を早く覚えて楽をしよう。

仕事を覚えてしまえば残業続きの生活ともおさらば出来ます。
現場監督の仕事というのは覚えることはたくさんありますが無限ではありません。
営業職のような相手により態度を変えたり、技術職のような新しい何かを生み出したりする必要はないのです。
現場監督のやる事は「決められたルール」と「使われている技術」を駆使して品質、工程、お金、安全、環境の基準を確保しつつ建物を建てることなのです。
そのために必要なのは知識です。
現場監督と言うだけで何でも分かっていなきゃいけないと言われるのは実は合っています。
監督が右往左往してては現場は上手くいきません。
逆に知識や知恵を付けてしまえば上手くいきますし、上手くいかなかったとしても立て直しが出来ます。
皆さんにちょっと考えて欲しいことがあります。
現場監督に関しての仕事が出来る人と出来ない人では何が違うと思いますか
それは「知識の量」です。
知恵も必要では?と考えるかもしれませんが、知恵と言うのは知識がないと生まれません。
例えば有名な実験でサルが天井にぶら下げたバナナを取るように考えさせた時に、棒を使って取るのは棒が「長く固くて遠くの物が取れる可能性がある」と言う事をサルが知っているからです。
これはサルに棒の知識があって知恵を使い目的を達成することを考えたからです。
人間とサルは一緒ではありません。人間の方が知識も知恵も圧倒的に上です。
現場監督の話に戻しますと、現場の知識も無いのに現場監督の仕事を物凄い出来ているという人は見たことも聞いたこともありません。
仕事が出来るという人が必要なことは何か?
やる気?センス?カリスマ性?
どれも正解ですが一番必要なのは知識です。
知識さえあれば間違った指示をすることや、分からないまま放っておく仕事は格段に少なくなります。
上司にすら正当性を用いて進言することも可能です。
正解の道を真っ直ぐ進むことが出来れば仕事は少ない量で済み、楽することが出来ます。
最初は分からないことだらけで大変だなぁと思います。私もそうでした。
しかし、上司毎に言う事が違うのはなぜだろうか?誰が正しいのだろうか?と考えたときに知識が正しいことに気づきました。
この事で格段に迷うことが少なくなり、他の人に教える・指示するときも明確に出来るようになりました。
別に胡散臭い商材を売る気ではありません。
現場で何が正しいのかと考えたときに知識が正しかったと気づいたことを言いたいだけです。
この知識と言うのは何かと言うと大きく3つあります。
・カタログ
・工法
これらの事が現場監督の知識として必要な部分です。
一つ一つ説明していきます。
法律を覚えよう

法律を覚えるなんて、とても大変そうだな
まずは法律に関して詳しくなりましょう。
弁護士みたいな六法全書を読む必要はありません。
建物を建てるには何のルールがあるか考えたことはありますか?
実は法に基づいて全て建てているのです。
何となくで建物を建てては行けません。
その法律と言うのが「建築基準法」です。
これが建物に関する法律です。
全部覚えれたらすごいですが、現場監督にそのようなことは求められていません。
現場監督は現場を法律違反にならないように管理することを求められています。
せっかく建てたのに法律違反の建物では意味がありません。
どのような建物を法律違反しないように考えるのが「設計者」です。
設計者が考えた建物を法律違反しないように建てていくのが「現場監督」です。
現場監督が建築基準法を全部覚える必要はありません。
【設計者】兼【現場監督】になりたいなら一級建築士になって目指すのもありです。
では現場監督に必要なのは何でしょうか。
それはJASSと労働安全衛生規則です。
JASSとはなんですか?という人のために
こんなのです。
JASS5は正式には「建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事」と言います。
内容は鉄筋、コンクリート、型枠などの建築に関わることがかかれています。
現場毎に「構造図」「設計図」というのも発行されると思いますが、内容はJASS5を逸脱していることは書かれていない、又はJASS5以上のグレードで書かれていることでしょう。
設計者も建物を0から何でも考えているわけではなく、「法」という基準があって建物を建てることを考えています。
JASS本は工種毎に分類されているため、自分が担当している部分に関しては見れるように用意しておきましょう。
次に労働安全衛生規則について考えてみましょう。
労働安全衛生規則とは
こんなのです。
内容は人を雇ったり、使ったりするのに当たり、決められたルールが書かれています。
他にも現場での足場に関することも書かれています。
JASSと労働安全衛生規則が現場監督の根源たる知識になります。
これらのことを理解しないで現場監督をしているといつも経験に任せた基準が分からない現場管理になります。
例え上司からの指示であろうと法律違反であれば「法違反してまでやりますか?」と聞けば大体の人が考え直します。
上司の言っていることが「なぜこんなこと言うのか」「どこの判断基準なのか」を聞いたり調べたりすることが出来れば、次からもやもや考えることはありません。
なぜこんなにも私がJASSと労働安全衛生規則を皆さんに勧めるのかと言えば、それは「法律だから」です。
我々現場監督は政治家でも弁護士でもありません。
法律だからと言われればほとんどの人はぐうの音も出ません。
施工管理は何を根拠にしているかは法に基づいて管理していることが多いのです。
法律が現場の全てではありませんが、施工管理に大きく関係しているのは間違いありません。
覚えておくことで施工管理の元ができますので、面倒ですがぜひ覚えましょう。
カタログを知ろう。

別に必要な時にカタログを見ればいいんじゃないの?
次に覚えなくてはいけないのがカタログです。
世の中にはたくさんの機械や材料があり、我々現場監督はたくさんの物を知っていなくてはいけません。
現場では知っていると知らないでは施工管理の質が大きく変わってきます。
より便利な物を知っていることで現場が楽になります。
作業員からこんな道具がないか、またはこんな道具があるから用意してくれないかと言われた時により便利な物があればとても現場は助かります。
現場の中だけではなく、事務所内や携帯のアプリだって良いのです。
より便利な物を知っていることで現場管理は楽になりますので、普段から使っている物から事務所にあるカタログなどを一通り目を通しておきましょう。
工法を理解しよう。

やったことない工種だとよく知らないなぁ
工法を知らなくては現場監督は出来ません。
どのようにやるのか。それは安全なのか。そのやり方だとどのくらいの期間がかかるのか。
と判断しなくてはいけません。
作業員の言っているやり方が全てではありません。
目的のためにどのようなやり方があるか。
知っているからをこうであるべきだと最初から決めつけず、出来るだけ良い工法を見つける必要があります。
工法は経験に基づいて覚えることが一番早いので、他の担当の業種でも良いですし、施工計画書を見たり、写真や記録を撮ったりして次は自分に使えるようにすることで仕事を覚えられます。
現場監督の仕事は覚えたもん勝ちです。
知らなかったでは済まされない反面、知っていれば問題なく工事を進めることができます。
私も全部を知っているわけではありませんが出来るだけ工事の情報を調べたり、関係ありそうな工法を相談したりと予習をしてから工事計画をするようにしています。
間違わないことが仕事が増やさないに繋がります。
現場は間違えたけどまあいいかは通じません。
間違えたら直す手間がかかります。
その手間すらも惜しむことで仕事は順調に進みます。
そのためにはまずしっかりと自分に関係ある法律、物、工法を覚えましょう。
・現場監督のまとめ

最初は大変ですが、覚えてしまえばずっと使えるのが知識です。
現場監督は忙しいです。
その忙しさの半分は知らないことがあるからだと思います。
知っていればどんどん物事を決めることができるので仕事が進みます。
経験年数が少ない方はまずは色々なことを覚えることはに注力することが大事です。
如何でしたでしょうか。
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