工程表が書けない。現場監督の正しい工程表の作り方

施工計画

工程表を書け!言われたけど何から書いたらよいか分からない。

何を書けばよいか分からないと悩む人がいると思います。

工程表を書くには現場をどうするかを考えなくては書けません。

 

興味がある方は見ていってください。

この記事はこんな人におすすめ
・工程表が書けない
・工程表の書き方が分からない
・工程表の何もかもが分からない

 

この記事で伝えたいこと
・工程表を書けば作業員がやるわけではない。
工程表はやらなくてはいけないことをどうやってやるのかの目安です。

 

【結論】実際に出来る工程表を書く

考える
考える

工程表って書くのはいいけどその通りにやってくれないんだよなぁ

 

工程表は実現可能な作業を書きましょう。

工程表に書くのは やりたい=出来る ではありません。

 

よく現場を理解していないと実現不可能で現場は混乱する上に結局出来なくて書き直す工程表が出来てしまいます。

その工程表は実際に出来る工程なのか確認してみましょう。

 

 

【経験談】出来ない工程表は上長に怒られ、作業員に超怒られます。

笑顔
笑顔

工程表が出来ました。皆さんこれでやるようにお願いします。

作業員 苛立
作業員 苛立

監督さん、ちょっと待って。この作業を3日でやれっていうのは無理だよ

 

考える
考える

でも、これでやってくれないと次の業者が入れませんし

作業員 苛立
作業員 苛立

それはわかるけど無理なものは無理だよ

 

悲しい
悲しい

でも、、、

作業員 苛立
作業員 苛立

しつこいな、無理なものは無理

 

このようにせっかく出来た工程表ですが納得されない工程では作った意味がありません。

単純に歩掛かりだけで工程を読み切るのは難しいです。

 

その時にどのような施工状況か他業者との調整は必要か などで工程は変わってきます。

工程を作るには一度、業者に相談した方が後で文句を言われづらくなります。

 

 

工程表の種類

疑問
疑問

工程表の種類ってなんだろう?

工程表には3つ種類があります。

・バーチャート
・ネットワーク
・フローチャート

です。

全体工程表や月間工程表、物決め工程表とか聞いたことがあると思いますが「形」としては先ほどの3つを利用した工程表になります。

 

では、一つ一つ説明していきます。

 

・バーチャート工程

一番現場で見る形の工程だと思います。

使う利点としては、エリア毎の工程が分かる事です。

エリアと作業内容と工期が分かるため感覚的に使えます。

 

悪い点としては繋がりが分かりずらい事です。

図のE作業などは突然出てきてここじゃないとダメなのかなと思います。

 

正確な施工日数が分かりづらいのとクリティカルパスが読めないことがあります。

作っている人は分かるけど他の人が見るとクリティカルパスが読めないのがバーチャート工程です。

 

とはいえ、現場で一番使う工程ですので使いやすいように改良をしていくことが大事です。

 

 

・ネットワーク工程

現場であまり見ない工程だと思います。

実際この工程を出したところで「で?」て言われます。

この工程は結果が分かりづらいのです。

 

使う利点としては各作業の作業日数が分かりやすく、順序や繋がりが分かります。

実際に使う時は自分の頭の整理に使い、バーチャートに反映させるという使い方をします。

 

悪い点としては結果が分かりづらいことです。

結局いつまでかかるのか?が一目で分かりません。

 

書くことが難しいため、書く人によっては混乱します。

無理して使う必要はありません。

頭の良い人が使えば良いと思います。

 

ちなみに私は使ってません。

一つのツールとして考えましょう。

 

 

・フローチャート

作業を一本道にして主として何をしなくてはいけない事が分かる工程です。

施工日数を入れることはあまりやりませんが、クリティカルパスを捉えるのには最適です。

何が主作業なのかが分かります。

 

使う利点としては一番大事な作業工程が分かる事です。

現場を管理していると何が余裕があって、何をずらしてはいけないのか分かりません。

おまけみたいな作業で主作業の工程をずらすことはいけません。

フローチャートは何が大事なのかが分かりやすいです。

 

悪い点としては主作業以外の工程が掴みづらいところと、日数が入れれない事です。

日数が入れれない事はないですが、視覚的に分かりずらいのでメモ書き程度になります。

とはいえ、何の作業に次はこの作業と順序が分かりやすいので重宝はします。

 

工程表には種類がありますが現場で使うのは「バーチャート工程」が圧倒的に多いです。

工程表は自分だけ理解していてもダメです。

関わる人に理解してもらうことが必要です。

分かりやすい工程を突き詰めて考えていきましょう。

 

 

【問題点、解決策】工程表を作る手順

悲しい
悲しい

工程表って何から書けばいいか分からない

工程表をいきなり書こうとしても何を書けばいいか分からなくなります。

 

工程表を作るには先にやらなくてはいけない手順があります。

 

工程を作る手順は以下のようになります。

  1. 施工範囲を決める。
  2. マイルストーンを調べる。
  3. 図面を見る。
  4. 施工状況を把握する。
  5. 業者に相談する。
  6. 工程表を書く。
  7. 一度周知する。
  8. 要望があれば修正して再度周知する。

ここまでやって工程表が出来ます。

どこか一つでも抜けると出来が悪く、うまくいかない工程表になります。

 

では、一つ一つ理由を説明していきます。

 

施工範囲を決める。

工程表を作るに当たり、最初に決めなくてはいけないのが施工範囲です。

どこからどこまでやるのかも分からないまま計画をしてはいけません。

 

施工数量が分かるから資材も用意できるし、施工日数が分かります。

あいまいな施工範囲のまま、工事を着手しないようにしましょう。

 

施工範囲を決めるにあたり、後で少し変更した方が都合にいいこともありますが、まずは一度範囲を決めてしまいましょう。

 

 

マイルストーンを調べる。
マイルストーンとは重要ポイントのことです。

工程表で言えば、検査、コンクリート打設、新しい業種の入場など工程表の目安となるポイントです。

 

現場では必ずマイルストーンはすでに設定されています。

最初に所長や偉い人が決めてますから、まずは何月何日が重要ポイントで工程の目安なのかを調べましょう。

 

とりあえずマイルストーンを守るように工程を書くことをしてみましょう。

 

 

図面を細かく見る。

図面を見なくては工程は書けません。

 

どこの何をどうするか。

順番は何が最初か。

どのように作っていけばよいのか。

 

図面を見れば分かります。

というか図面を見なくては分かりません。

 

結局、現場監督は図面通りに建物を作っています。

図面を理解しなければ工程を作る以前に建物が作れません。

しっかり図面を理解しましょう。

 

 

施工状況を考える。

業者に施工してもらうに当たり、その時現場はどうなっているかを考えなくてはいけません。

 

資材置き場があって、搬入経路もちゃんとしていて、他業者がいなければ最高です。

 

でも、そんな状況は滅多にありません。

現場がうまくいかない罠がどこかに潜んでいます。

 

そこを見つけ出して対策を考えておかないと施工当日にその問題が出てきて工程通りにならないことがあります。

必ず工程を書くときにその時どんな状況なのかと考えましょう。

 

 

業者に相談する。

まだ現場経験の少ない方は工程表を書く前に必ず業者に相談しましょう。

 

施工業者はプロです。

自分の施工する工事に関しては自信を持って打ち合わせしてきます。

 

現場監督はその繋ぎに必要です。

次の業者はこうするから今の業者はこうすると矛盾がないように、うまくことが運ぶようにと調整する必要があります。

 

持論ですが現場を施工できる状況にすれば勝手に業者はやってくれるものだと思ってます。

下手にあれもこれもと注文をつけたり、コントロールしようとするから失敗するのです。

 

業者はプロです。

工程表を書く前に相談しましょう。

 

 

工程表を書く

ここまでやってやっとこ工程表が書けます。

 

先の手順を飛ばしても書けなくはないですが

・施工範囲が分からない
・マイルストーンが分からない
・図面を見てない
・現場の状況が分からない
・業者の意見を聞いてない

そんな工程表を信じられますか?

 

工程表というのは現場の進め方の指標です。

書けばよいと言うわけではありません。

 

工程表を書く前に工程表を書く情報が必要です。

 

 

一度周知する。

工程表ができたら一度周知しましょう。

大体1人か2人がこれじゃあダメと言います。

 

しかし、作業員の言うことだけ聞いてもマイルストーンは守れません。

お互いにどこまで譲歩できるかを打ち合わせしましょう。

 

 

最終の工程表を周知する。

現場監督と作業員がお互いに納得した工程表が出来ましたので周知しましょう。

お互いにこの工程を守るということが大事です。

 

無理そうだからとすぐに動かそうとすると段取り変えが大変になり、時間と労力を取られます。

最終の工程表の内容は動かさないように努力しましょう。

 

 

現場監督のまとめ

工程表を書くためには色々なことを知らなくてはいけない。
工程表には種類があるがバーチャート工程がおすすめ
自分だけ理解しても工程表は役に立ちません。

 

工程表はいきなりは書けません。

 

まずは情報を手に入れて、書いては皆が納得する工程表にする必要があります。

自分は現場監督という作業員と協力して建物を建てる立場を忘れてはいけません。

 

独りよがりな工程表は紙切れと一緒です。

分かりやすい工程表を書きましょう。

 

如何でしたでしょうか。

 

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