現場の詰所の作り方。机1、イス2、ロッカー1の割合です。

施工計画

現場には必ず作業員さんが休憩する詰所が必要です。

詰所仕事は備品の種類も少なく意外と単純ですが、作業員が長くいる場所なので文句も出やすい仕事です。

 

詰所をどう作ればいいか分からない。

そんな人に向けて記事を書きます。

興味がある方は見ていってください。

この記事はこんな人におすすめ
・詰所の基本的な作り方が分からない
・何度も詰所をやり直したくない
・詰所って必要なのか?と思う

 

この記事で伝えたいこと
・詰所の作り方のルールを覚えて、計画をさっさと終わらせよう

 

【結論】詰所レイアウトはテンプレートを作る

疑問
疑問

詰所ってどうやって作ればいいんだろうか

 

 

現場で詰所を作る時にこのスペースに何人入れたいから無理にでも机とイスを入れてしまったり、ロッカーを無くしたりとどうにも使いづらい詰所を作っていませんか。

 

詰所は現場で一番人口密度が高い場所なので、ルールに基づいて作る必要があります。

 

ルールとは何かというと

テーブル 1

長椅子 2

ロッカー 1

の割合です。

 

余ったスペースがあるなら冷蔵庫や追加ロッカーなどを置いてもよいと思いますが、基本的なルールとして覚えてください。

 

では、詰所計画ですが1800×1400が机、イスのスペースです。

ロッカーは壁際か、仕切りに配置しましょう。

テーブル 長椅子 1セットのサムネイル

このように配置できたら後は組み合わせるだけです。

※長椅子は1800×300でも良い

 

4セット版

テーブル 長椅子 4セットのサムネイル

8セット版

テーブル、長椅子 8セットのサムネイル

どんだけ現場が広かろうが狭かろうが、このルールに沿って作りましょう。

 

 

【経験談】詰所のロッカーが少なかった

落ち着いてる
現場監督

皆さん、詰所が汚いです。
ロッカーに物を入れてください。

作業員 苛立
作業員 苛立

そうは言ってもロッカーが空いてないよ
こっちだってしまいたいよ

気付く
現場監督

どれどれ?これはもうこない業者のだな
これはたまに来る人のだな

悲しい
悲しい

うーん、ロッカーが少ない

詰所を実際に作ってみると空いている机は使えるけどロッカーが空いてないという場面があります。

詰所が作業員で溢れているわけではないですがロッカーが足りません。

 

理由は机とイスを多く置くためにロッカーを少なくしたことです。

使い勝手の悪い詰所は現場監督が怒られます。

怒られたくないのでルールに沿って作りましょう。

 

 

備品の種類

考える
考える

詰所にはどんな備品が必要だろうか

インターネットで検索するとたくさんの詰所用備品がありますが使うのは一部のみです。

 

よほど特殊な環境か、使ってみたいということがない限り

机 1800×600
イス 1800×400(1800×300でも良い)
ロッカー 6人用

を使いましょう。

 

では、備品の説明をします。

 

テーブル

テーブルは何種類もあります。

W900×D450×H700
W1200×D450×H700
W1200×D600×H700
W1500×D450×H700
W1500×D600×H700
W1800×D450×H700
W1800×D600×H700

ですが結局 W1800×D600×H700 に落ち着きます。

 

 

長椅子

椅子も何種類かあります。

W1500×D300×H430
W1800×D300×H430

長さが違いますのでW1800の方を用意しましょう。

理由は頑張れば3人座れるからです。

普段に2人しか使いませんが作業員が増えてくると3人座ります。

W1500では3人は座れません。

 

 

ロッカー

ロッカーのサイズは

1室内寸法:W245×D490×H805

外寸:W900×D100×H1800

です。

 

奥行きの狭い物もありますがロッカーは着替えを入れる物です。

奥行きが狭いとハンガーがかかりません。

 

又、3人用や9人用もありますが3人用ではロッカーが不足し、9人用では使い勝手が悪いです。

6人用でちょうどいいのです。

 

又、ロッカーの数ですがテーブルの1.2倍程度用意しましょう。

作業員が毎日同じ人が来ればよいですが、1日毎や1週間毎に来る人もいます。

いちいち工具や私物を持ち帰らないのでロッカーは少し余裕がある数でないといけません。

 

 

スチールラック

スチールラックのサイズは

W900×D100×H1800

です。

 

工具や図面など大きめな物やすぐに取り出したい物に使えます。

必ず必要ではありませんがあると便利なので置ければ置きましょう。

 

 

シューズボックス

シューズボックスのサイズは

W1000×D320×H900

です。

 

現場の詰所に置くのは実は賛否があります。

置いておけば確かに便利ですが盗難や紛失があります。

モラルの問題ですが実際にあるので困ったものです。

 

良い靴が見えてると、ついつい魔が差しますのでシューズボックスを置く場合はよく考えましょう。

 

 

ヘルメット置き場

ヘルメットを置く場所を作りましょう。

別にこの形にこだわる必要はありません。

金具に引っ掛けるだけでも良いのです。

詰所と現場の間にヘルメットと安全帯をかける場所を考えましょう。

 

 

他にも備品はたくさんありますが代表的な物だけ紹介しました。

是非参考にしてみてください。

 

 

【問題点、解決策】詰所の設置要領

笑顔
笑顔

詰所を計画しよう

詰所は仮設工事です。

他の工事と違い仮設工事は基準というものが少ないです。

 

言い換えれば「自由」な部分が多く、言い換えれば「要領がなく難しい」のです。

そんな詰所計画の要領を考えてみましょう。

 

考える手順は以下の通りです。

  • 1、何人の作業員詰所が必要か
  • 2、詰所を設置するのにどのくらいの面積が必要か
  • 3、必要な備品や設備は何か
  • 4、図面上でレイアウトしてみる
  • 5、図面通り現場で設置できるか確認する
  • 6、手配する
  • 7、現場に設置する
  • 8、利用状況を確認し、次に生かす。

 

では、一つ一つ説明していきます。

 

 

1、何人の作業員詰所が必要か

詰所を作るに当たり当然ですが、何人作業員がいるのかが重要です。

2〜3人とかだと簡単ですが、200〜300人だと結構大変です。

東京の大きな現場だと2000人〜3000人になるような現場もあるようですので、基準に沿った詰所作りをしないと大変です。

 

詰所の考え方としては竣工までの工事でピーク時に何人来るかで詰所の人数を考えましょう。

例えば1年間の工期の現場があったとします。

おそらく工事のピークは7−8ヶ月頃でしょう。

その時の作業員人数はどのくらいでしょうか。

 

ここからは足し算です。

鳶さんが何人、土工さんが何人と一つ一つの業者を大体何人くるか予想して足し算していきます。

その結果が詰所の人数になれば良いのです。

 

詰所を作る場合はこの現場は最大で何人くらいになるのかを予想しておきましょう。

 

 

2、詰所を設置するのにどのくらいの面積が必要か

詰所を設置するのには場所が必要です。

広い現場なら問題ありませんが、都心などは建物の外に設置できるほど大きくはありません。

必然的に建物の中に置くことが多くなります。

 

1、現場内にプレハブを建て、事務所と詰所を作る

2、プレハブの場所も工事をすることになり、建物の中に事務所と詰所を作る。※事務所だけは現場外の賃貸に移動する場合がある

 

きっと都心で工事する人はこんな手順で詰所をやっていることでしょう。

 

今は10人しかいないのに100人用の詰所を作るのはアホらしいという方もいると思います。

その通りですので今は10人の詰所で良いですが、人数が増えてくれば予定通り詰所を増やす場所を確保しておくことが重要です。

 

 

3、必要な備品や設備はなにか

詰所を設置する箇所に机とイスとロッカーだけではいけません。

トイレや手洗い、現場の規模によっては売店やシャワールームが必要です。

 

設備としては

トイレ、手洗い
シャワー、洗濯機
売店
執務室(職長会室)
エアコン
扇風機
電子レンジ
冷蔵庫
AED

などの設備があります。

 

 

4、図面上でレイアウトしてみる

ここからは実際に図面でレイアウトしてみましょう。

 

何人くらいの詰所が必要なのか

何人くらい入れる詰所が出来るのか

どのくらいの設備が必要なのか

 

を実際に図面に記入することで現実的になります。

 

実際に書いてみると分かるのですが思い描いているほど設備を充実はできません。

 

作業員の人数に対して詰所が狭くなりがちです。

とはいえ、あちこちに詰所を作れるものでもないので今あるスペースで何を優先するかを決めなくてはいけません。

 

何が一番良い配置なのか検討しましょう。

 

 

5、図面通り現場で設置できるか確認する

図面ができても現場で出来るとは限りません。

天井面に何かあったり、床に穴があったりと現場を見てみるとうまくいかないこともあります。

 

図面が先か現場が先かというのはありますが、図面が出来てないと問題点が見つかりづらいので図面を先にしましょう。

現地確認が先が良い人はどちらでも構いません。

 

とにかく図面通りに現場が出来るということを確認しましょう。

 

 

6、手配する

詰所設置予定箇所が図面通りに出来るようでしたら手配をしましょう。

 

手配をするに当たり注意事項は備品をそこまでどうやって持っていけるかということです。

備品屋もプロなので出来ないとはなかなか言いませんが我々は現場監督です。

備品屋もやりやすいような施工計画をしてあげましょう。

 

 

7、現場に設置する

備品を搬入したら設置です。

必ず詰所設置個所の片付けは終わらせておきましょう。

そうしないと後で自分で動かすことになります。

 

又、現地立ち合いはしましょう。

備品屋は現場のことは分かりません。

東西南北も分かりませんし、世話役以外はバイトです。

 

図面だけ渡して放っておくと図面通りになってない場合があります。

詰所の大きさによりかかる時間は違いますが半日もあれば終わるでしょう。

後で図面と違うから直してくれは通じないので失敗のないようにしましょう。

 

 

8、利用状況を確認し、次に生かす。

施工管理はトライアンドエラー(試行錯誤)の連続です。

ここが失敗したな。

もっとこうしておけば良かった。

こんなことも出来たのか。

と施工後に色々なことが考えられるでしょう。

 

それは施工した人にしか分からない感覚です。

失敗したなと思わず、前より良くなったと思いましょう。

 

なんだかんだ言ってやらない人は上辺だけの実を持ってない意見しか言えません。

そんな人の意見は聞くだけ無駄です。

 

次はどうすれば良いかを考えるようにしましょう。

 

 

現場監督のまとめ

詰所は限られたスペースでどうするかを考えなくてはいけない
テーブル、長椅子の使う種類は決まっている
使いやすい詰所を考えよう

詰所は作業員が休憩する大事な場所です。

休憩所がしっかり作られてないと作業員は誰でもどこでも休憩して現場の秩序が保てないくなります。

あちらこちらで寝る作業員なんて発展途上国じゃないんですからやめましょう。

 

 

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