【現場の対応】労災(怪我人)が出た時にどうすればよいのか事前に知っておきましょう。

安全管理
混乱

やばい、現場でけが人がでた!?どうすれば

けが人が出た時にどうすれば良いか分からない。

ということはあるでしょう。

 

説明しましょう。

この記事はこんな人におすすめ
・現場で怪我人が出た時の対応を知りたい
・このくらいの怪我で病院なんて行かなくていいんじゃないと思う。
・そもそも労災って何?

 

この記事で伝えたいこと
・現場で怪我人が出た時に慌てないように対応しましょう。

【結論】病院に行く、経緯を調べる、各所に報告するの3点です。

考える
考える

怪我人が出た!?どうしよう

まあ、まずは慌てないで怪我をした人の様子を見に行きましょう。

 

怪我の程度が軽く、自分で動けるのか

怪我の程度が重く、自分で動くのが大変なのか

怪我の程度がひどく、全く動けないのか。又は意識がないのか。

 

この辺は見れば誰でも分かりますので、まずは怪我人を見ましょう。

もしやばそうならすぐに救急車を呼びましょう。

 

人命が第一優先です。

救急車が現場に来て迷惑にならないか!?怒られないか!?なんて考えてはいけません。救急車を呼びましょう。

 

 

病院の次は経緯を調べなくてはいけません。

いつ、どこで、だれが、何を、どうしたのか、なぜそうなったのか、どうすればよかったのか

とこの辺を調べないと報告も出来ませんし、反省も出来ません。

 

怪我した本人に聞ければ一番良いですが、怪我した本人に聞けない場合は周りの一緒に作業していた作業員や現場の状況で判断しなくてはいけません。

とにかく記録をしないと正確に説明できませんので調べましょう。

 

 

経緯を調べたら各所に報告します。

会社によっては経緯を調べる前に報告しろ!!という会社もありますので、自分の所属している会社に確認してみましょう。

 

報告するときに大体聞かれるのが先ほどのようなことです。

いつ?どこで?誰が?何を?どうしたのか?なぜそうなったのか?対策はしてなかったのか?計画書に記載はあるのか?危険予知活動で予知していなかったのか?作業手順はどうなっていたのか?

 

大体はこんなことを聞かれます。いつも一緒です。

会社への報告は当たり前ですが、労働基準監督署への報告も当たり前です。

 

報告しないと「労災隠し」になりかねません。

事故案件が増えると労働基準監督署の監視も強くなりますが、「労災隠し」は完全にマークをされます。

労災隠しはやめましょう。

 

 

【労災とは】労働基準監督署と労災隠しについて

疑問
疑問

労災(ろうさい)って何?

という方がいると思いますので労災隠し、労働基準監督署と一緒に説明します。

 

 

労災とは

労災とは「労働災害」の事です。

労働災害とは、労働者の業務上または通勤途上の負傷・疾病・障害・死亡のことです。
下記2つに大別できます。

業務災害労働者の業務上の負傷・疾病・障害・死亡
通勤災害労働者の通勤途上の負傷・疾病・障害・死亡

 

このように業務に関わる作業や行動をしていた時に怪我をすると「労働災害」となります。

これを労災と皆呼んでいるのです。

 

 

労災隠しとは

では「労災隠し」とは何か説明しましょう。

労災隠しとは言葉の意味通り、労働災害を隠してしまうことです。

 

PC 無気力

労災を隠すことに何の意味が!?

となりますが、労災を隠すメリットというか労災が出た時のデメリットが大きいのです。

 

労災が出た時のデメリット

・会社の保険を使うので手続きの手間が増える。

・会社の労災保険料が上がる。

・各所への報告、経過報告などの都度報告がある。

・怪我をさせる会社だと思われて周りからの評価が悪くなる。
(怪我させる会社なんかで働けない、安全管理が出来ないような会社に仕事を任せられない)

・労働基準監督署からの監視が厳しくなる

と怪我をした人だけの被害ではなく、色々なことに波及していきます。

 

もし労災隠しをした場合は病院に行かなくて怪我が治れば、無料ですし何も起きません。

病院に行ったとしても治療費が発生するだけですし、会社の社長が知っていればポケットマネーから出してもらうことで本人はお金に関しては損をしません。

というように労災隠しをした方が圧倒的に「楽」なのです。

 

ですが、労働災害を隠すということは

建設現場の正確なデータが分からない。

事故や怪我に対しての反省が出来ないので次も同じことをやる。

建設現場の隠蔽体質的なマイナスなイメージがつく。

会社として社員を守る法律を破っている。

というように本人だけではなく、周りにも非常に悪影響が出ます。

 

怪我をしたのはしょうがないので報告をしましょう。

 

 

労働基準監督署とは?

最後に労働基準監督署について説明します。

労働基準監督署とは労働者、会社が決めた基準(法律)通りに作業をしているかを「監督」するところです。

 

彼らの恐ろしいところは「逮捕権」を持っていることです。

もし、基準通りにやっていない。故意に不正をしていたりすれば「逮捕」されます。

 

会社は「指名停止」といって新しい仕事を受注できなくなったり、最悪は「業務停止」になって何もできなくなります。

会社が何も出来なくなれば収入が無く、維持費などの支出のみになりますので皆さんの給料が払われなくなります。

 

また、労災を隠した主犯格は悪意が強ければ逮捕されます。

ニュースにどこどこの誰がどういった犯罪を犯しました。と言われるのです。

 

また、実刑になれば犯罪者となります。

犯罪者と聞くと物凄い悪い人のイメージですがその通りです。そんなことをやったのです。

 

日本で犯罪者がまともな就職先はありません。

自分の人生にも関わるので「労災隠し」は絶対にやめましょう。

 

 

【労災発生時】3つの対応に詳しくなろう

先ほども説明しました3つの対応について詳しく説明します。

病院に行く

経緯を調べる

各所に報告する

の3つです。

 

なお、この3つを行うために出来れば3人以上で対応することが望ましいです。

なぜなら一人で対応することが大変だからです。

 

病院に行かなくては!経緯を調べなくては!報告しなくては!

は時間が無いので一人では無理でしょう。

 

担当が違うとか言ってないで皆で協力して対応しましょう。

 

 

病院に行く

現場で怪我人が出た場合は症状がどうであれ病院に行かなくてはいけません。

小さな切り傷でも悪化する場合があります。

 

我々は医者ではありませんので怪我の診断は出来ません。

後で悪化した場合はなぜ病院に行かなかったのかと責められるだけですので、小さな傷でも病院に行きましょう。

 

病院に行くときは119番の救急車でない限り、救急外来病院に行かなくてはいけません。

そうしないと急患を受け付けてくれないからです。

 

自分の現場の最寄にある救急受付可の病院を調べておきましょう。

 

労災保険を使う時は健康保険証は必要ありません。

細かい手続きは事務や安全担当が詳しいので確認しましょう。

病院の方も教えてくれますので、もし自分が病院に付き添うことになりましたら聞きましょう。

 

 

経緯を調べる

怪我人が出たら経緯を調べる必要があります。

いつ?どこで?誰が?何を?どうしたのか?なぜそうなったのか?になります。

 

しかしこれだけでは「結果」のみとなりますので時系列の作成が必要です。

何時何分に事故が発生したのか?

何時何分に事務所、又は現場監督に連絡があったのか?

何時何分に病院へ連絡し、向かったのか?

何時何分に病院につき、診察を受けたのか?

何時何分に病院の診察が終わり、どのような診断を受けたのか?

という時系列です。

 

この時間で事故対応が迅速かどうかが判断されます。

「記憶」しないで「記録」をしましょう。

後で誰もが見て分かるようにしなくてはいけません。

書面やデータで残すようにしましょう。

 

 

各所に報告する

怪我人が出れば各所に報告する必要があります。

 

各所とは?となりますので以下のようなところです。

・労働基準監督署

・現場監督の元請会社(現場事務所ではなく本社や支店)

・怪我した人の一次会社

です。

 

他にも会社によっては追加で報告先があるかもしれませんので確認をしましょう。

報告には先ほどの経緯が分かる資料が必要です。

しかし、全て分かってからの報告では遅いため、区切りをもって報告をしましょう。

 

第1報

いつ、どこで、誰が、何をどうして、どうなったのか、病院はどこの病院なのか

このくらい分かれば第1報としては分かりやすいと思います。

 

第2報

怪我の度合いはどのくらいなのか、どのような対策をすればよかったのか

などを追加の情報で入れておけばよいでしょう。

 

第3報

怪我の経過観察はどうか、反省会などの関係者での対策をやったのか

とこのような情報を入れましょう。

 

このように段階的に報告をすることになると思います。

情報をまとめるということも大事ですが早く報告するというのも大事です。

もたもたしないようにしましょう。

 

 

現場監督のまとめ

労災が起きたら病院に怪我人を連れていこう
労災が起きたら何が起きたのか経緯を記録しておこう
労災が起きたら各所に報告をしよう

 

労災なんか起きない方が良いですが起きてしまったものは仕方ありません。

迅速に対応しましょう。

 

現場監督は労災が起きない現場つくりを目指すことを意識して毎日頑張りましょう。

 

 

今日も一日ご安全に

 

 

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