生コンを練り混ぜから90分以内で打設する方法

・コンクリート
驚きネコ

監督さん、生コンが固くて全然打設が進まないよ!!何とかしてよ!!

なんてことを言われて困った悩みありますよね。

今回は 生コンを練り混ぜから90分以内で打設する方法 についてお話します。

どうぞよろしくお願いします。

 

おはようございます。ブログ作成者のマサです。
東京の大手ゼネコン勤務で現場監督を20年やっています。
国家資格の「建築一級施工管理技士」を取得済み
現場監督で苦労しているあなたに役立つ情報を発信します。

【悩み】打設する時に生コンが固い

生コンは生き物だ。なんてことをたまに思います。

同じ強度とスランプで出荷しているのにプラント毎に全然固さが違ったり、同じプラントでも固かったり柔らかかったりと意味が分かりません。

どうしてこんなにもすぐに固くなるんだと不思議になりますよね。

どうにかしてこのすぐ固くなる生コンを柔らかい状態で打設しなくては品質も悪くなり、上司や作業員に怒られます。

どうすればよいか考えてみます。

 

 

【結論】生コンを練り混ぜから90分以内で打設する方法

ここから先を読むことで得られる知識

・生コンを現場到着次第すぐに打設することで、打設効率UP
・生コンを練り混ぜから90分以内に打設することが可能
・作業員に怒られないようになる

ではどうすれば生コンが固くなる前に打設できるのか教えます。

 

まずは法規的な知識や使う言葉を知りましょう。

練り混ぜから硬化するまでの生コンを「フレッシュコンクリート」と呼びます。
現場ではあまり使いませんが言葉として覚えておきましょう。
フレッシュコンクリートはJIS規格により、外気温が25度未満の場合は120以内に、外気温が25度以上の場合は90分以内練り混ぜから打ち込み完了しなければならない。
そのほかにも条件があり、細かいルールはありますが基本的には外気温25度以上かどうかで法規的には打設可能かどうか判断します。

とこのように生コンは工場から打設完了までの制限時間が決まっています。

制限時間以上になってしまったら、固い柔らかいに関係なく工場へ持ち帰って処分することになりますのでご注意ください。

 

とはいえ制限時間ギリギリでは、すでに生コンは固いので打設することは困難です。

工場で練り混ぜから打設完了までスムーズな生コン打設を計画する必要があります。

 

さて本題ですが、生コンをスムーズに打設する方法を教えます。

以下の3点が重要です。

・生コンが工場から何分で現場に到着するか調べる
・一台何分くらいで打設しているか時間を測る
・焦って出荷依頼をしない

理由を説明します。

 

・生コン車が工場から何分で現場に到着するか調べる

生コンを出荷してもらうに当たり、現場が生コン工場からどのくらいで到着するか調べておかねばなりません。20分で来るところもあれば60分かかることもあります。

ちゃんと把握していなければ、いつ出荷していつ到着するか分かりません。

作業員 苛立
作業員 苛立

生コンあとどのくらいで着くの?

笑顔
笑顔

分かりません!!

では通じません。

生コン工場からの時間を知ることで出荷するタイミングが分かりますので把握しておきましょう。

どうすれば調べられるかと言えば、ぶっちゃけ工場へ確認しましょう。

「○○現場だけど、どのくらいで到着しますか」

事前に分かっていれば計画にも役立ちます。

 

・一台何分くらいで打設しているか時間を測る

生コンを打設してると1台がどのくらいの時間で打設出来るかを考えなくてはいけません。

今は生コン車のサイズが10tで4.25㎡程度生コン積載が標準かと思います。

 

耐圧版などのただ流し込むような場所であれば1台5~7分程度で打設できるでしょう。

細かい壁や生コンが入りづらいところであれば20分かかるところもあります。

一概に何分とは言えないのが生コン打設の難しいところです。

 

打設が始まったら場所によってどのくらいの時間がかかるかを計測しましょう。

最初は何もないところに流し込むことから始まるので、生コン打設は早いです。

開口部などがあると遅くなるので、スラブ打設になるまでは気を付けましょう。

 

生コン打設が1台5分なのか、10分なのか、15分なのか。

時間を最初に把握しておけば、工場から何分で到着するからいつ出荷すればいいか分かります。

打設時間を把握すればも〇分間隔で生コン車を1台ずつ出してもらうことも出来ます。

生コン車1台がどのくらいの時間で打設できるのかを早く把握しましょう。

 

・焦って出荷依頼をしない

生コン車が途切れないように生コンをどんどん出荷するのはちょっと待ってください。

確かに生コンが途切れないことは非常に大事です。

生コンを打設していない時間は何もしていない時間になるので時間はもったいないし、作業員からも嫌味を言われたりして精神的にも参りますよね。

 

しかし、焦って出荷するのはやめましょう。

途切れないように途切れないようにと焦って出荷した時にまずいのが打設より生コン車が早く来すぎてしまった時です。

生コンは時間経過でどんどん固まる性質があります。

待てば待つほど後続の生コン車ほど生コン固まっていき、打設するときにすごく固く打設はしづらいし、時間もかかります。

最悪の場合、打設可能時間が経過して打設しないまま生コン車が向上へ引き返すこともあります。

 

そうはならないように焦って生コンを出荷するのではなく、

・今から何台は出荷しているのか

・出荷分を打設するにはどのくらい時間がかかるのか

・何分後に追加の出荷をすればちょうどよいのか

を冷静に見極めましょう。

 

生コンが固くなるからと言って、生コン打設でやってはいけないこと

先ほどまではどうやって生コンを早く柔らかいうちに打設するかを言いましたが、やってはいけないこともあります。

それは以下の2点です。

・水を混ぜる

生コンが固くなるとついついやりそうになってしまうのが「水を混ぜる」ことです。

確かに固くなった生コンに水を混ぜることで柔らかくはなりますが絶対にやってはいけません。

生コンは色々な材料を配合通りにすることで品質を確保しております。

水の比率が上がることで強度が弱くなりますので、いくら固いといってもやってはいけません。

 

・嘘をつく

作業員に生コンが来ないとか、固いとか色々責められると来ないのに「あと5分で来ます!!」とか言いたくなる気持ちも分かりますが嘘はいけません。

あと5分なら待ちますけど、あと20分なら煙草を吸ったり、トイレに行ったりします。

「あと5分って言ったじゃねえか」と5分後に責められるより、あと20分と言って一度だけ責められる方がましです。

 

嘘に嘘を重ねると生コン出荷だけではなく、人間性として疑われてしまい、何をするにしても「本当か?」になってしまいます。

嘘をついてまで責められないようにすると、痛いしっぺ返しがあります。

 

 

まとめ

・生コンを現場到着次第すぐに打設することで、打設効率UP
・生コンを練り混ぜから90分以内に打設することが可能
・作業員に怒られないようになる

生コン出荷は現場監督が行う大事な仕事です。

フレッシュコンクリートになるかどうかは現場監督の腕次第。

頑張りましょう。

 

今日も一日お疲れ様です。

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