こんにちは、ブックマンです。
現場監督という仕事ですが非常に評価しづらい仕事です。
なにを突然言い出すのかと思われるかもしれません。
しかし、今回は現場監督がすごいんだという話をしたいのです。
あれだけの激務を毎日こなし、とにかく人の面倒を見なくてはいけない職業は稀です。
現場監督がいなければ現場はできないのです。
現場監督の皆さんは自分が現場を運営していると自覚をもって仕事をしましょう。
・現場監督にやりがいを感じない
・現場監督なんかいなくても現場は進むんじゃないのと思う
・現場監督のすごいところなんてある?と考えてる
・現場監督は自分が思っているよりすごい人
現場監督の仕事を考える
現場監督という仕事ですが建設現場の運営と管理をしています。
現場監督がいることで建物の完成までの道のりが明確になります。
・どのくらいの予算で建てれるのか
・どのように建物を建てるのか
このようなことが分かります。
逆に言えば現場監督がいなければこれらのことは分かりません。
例外として戸建などの小さな建物には現場監督は常駐しません。
なぜかと言うと全て作り方から予算まで決まっているからです。
戸建は不動産に新築を依頼する時に大体どのような形、予算は決まっています。
後は立地による施工状況の違いだけなので特に問題がなければ現場監督は管理だけをすることになります。
なので戸建に現場監督が常駐しません。する必要がないのです。
現場監督が真価を発揮するのはオーダーメイドの建物を作る時です。
街を歩けば一つ一つ建物が違います。
その一つ一つをどのように建てるか、工事期間はどのくらいか、お金はいくらかかるのかと計画、計算をします。
建物は建てる前にどのように建物を建てるか、期間、予算などを決めます。
業者指名でもない限り入札がありますのでお金を出す方も安心で安い業者に依頼をします。
その際に工法、予算、期間が決まっている業者に依頼するのは当たり前です。
むしろ決まってなければ仕事が受けれないということになります。
現場監督の仕事は建物を建てる前から始まっているのです。
着工してからも現場監督の仕事はたくさんあります。
建てる前に計画をしているとはいえ、決めているのは大体です。
詳細な部分は着工してからでも出来るだろう精神なところもあります。
建物が大きければ大きいほど計画できてない部分がたくさんありますので、計画が無いところが無いようにしていくのが現場監督の仕事です。
現場のどこの何を聞かれても施工方法を掲示して工事を進めます。
そして計画通りに工事が進むように指示をして、計画通りに工事が進んでいるか管理します。
計画する際にはお金や納期、工期などが全部考えていくつか出た案の中で一番良いのを選びます。
いくら良い案でもお金がアホみたいにかかってもダメですし、工期がものすごーいかかってもダメです。総合的に判断をして決断するのも現場監督の仕事です。
現場監督の仕事というのは
計画、指示、確認です。
建物の全部が現場監督に関係します。
1人で運営、管理はできないので建物が大きければ大きいほど現場監督が多いです。
品質の管理、コスト管理、工程管理、安全管理、環境管理、現場運営など管理と一言でいっても内容はたくさんあります。
たくさん仕事がありすぎて周りから見たらブラックな職業と言われるのも仕方ありません。
でも建物を建てるという仕事には現場監督が不可欠ですので大変だけど世間一般的に認める必要もある職業だと思います。
現場に現場監督がいないとどうなるか
もし建設現場に現場監督がいないとどうなるでしょうか。
一般的な会社では課長が不在という感じだと思います。
何日かは今までの流れで過ごしますが何かを調整、判断するような時にはいないと進みません。
他にもパン屋でオーナーが不在、映画作成で監督が不在、サッカーでマネージャーが不在とやることは多少違えど何かを調整することや次に何をすれば良いかと聞ける相手が現場監督です。
もし、本当に現場監督がいないとしましょう。
そうなると大きな建物は一つも建ちません。
どのくらいの予算で建てれるのか分からない。
どのくらいの期間で建てれるのか分からない。
どのように建てるのか分からない。
そんなことが起きます。
そしてそんなことに人はお金も時間も使えないのです。
たまに現場監督はいらないんじゃないと言われる時もあります。
いないならいないで「悲惨なことになりますけど」とは思いますが必要だからいるんじゃないと答えます。現場監督は建物現場に必要なのです。
現場監督は凄いという話
結局はこれが言いたかった。
現場監督は凄いんです。
何が凄いかというと現場のトータルマネジメントをしているところです。
他の職業と比べると何か苦情を言われそうですがあえて言わせていただきます。
コンビニや工場などと違い、現場監督は物事を決めなくてはいけません。
決められたマニュアルに添ってやれば良いことなどは品質管理以外にはなく、基本的に自分でどうやれば出来るのかということを計画して、周りの人に理解をしてもらい、実行に移すということの連続です。
お金を管理します。
営業などと違い、トータルコストを出し自分でお金の管理をしなくてはいけません。
利益を出すために合理的で無駄のない計画をするところまでがセットです。
品質も管理します。
品質の知識がなくては管理できませんので勉強をして何が品質なのかを理解した上で現場管理をします。
工程管理をします。
自分が計画したものがそのままダイレクトに工程になります。
無理な工程を作ってもできないですし、楽な工程を作れば後で時間がなくなり大変になります。
また作業員が来るかどうかで工期が違ってきます。
1人しか来れないのと10人来れるのでは10倍工期が違います。
自分で作ってみた工程は何人必要なのか、その人数を確保できる業者はいるのかなど、ただ工程を書けば良いわけではないのです。
そんな工程を管理するのが現場監督の仕事です。
安全管理をします。
安全管理とは現場内の作業員が怪我をしないよう指導や設備を整備するように計画します。
いくらお金がかからなく、工期が短くても事故が多い現場はお金を出す人もも嫌でしょう。
現場監督も事故や怪我をさせたくないし、もし頻繁に起こるようなら現場の管理が悪く怪我をしやすいと作業員内で噂になり作業員が来なくなります。
そんなことにならないために法律を守り、安全な設備がある現場にする。
作業員一人一人が危険意識があり、安全に作業ができる現場にします。
安全になるように作業員に指導することと安全な設備を作ることが現場監督の仕事です。
他にも環境管理や人材育成などがあり、多種多様な仕事をします。
唯一やる必要がないけどやってしまうのが力仕事です。
本来なら指示をして確認をすることが現場監督の仕事ですが作業員が不足していたり、急だったりするとついつい手が出てしまいます。
別にやること自体は悪いことではありませんが、先ほどからお伝えしている通り現場監督は忙しいです。
やらなくてい良いならやらないで、やる必要があるものをやることが大事です。
このような仕事を日々こなさないと建物が建ちません。
その中核にいるのが現場監督なのです。
現場監督のまとめ
今回は何となく世の中では3Kと呼ばれる「きつい、汚い、危険」と思われそうな職業の現場監督をむしろ凄いんだというところを記事にしてみました。
他の職業がすごくないと言ってるわけではないのですが中々トップクラスの仕事量だと思いますよ。
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