こんにちは、ブックマンです。
現場監督の出社って何時がいいんですかね。
現場によっては1時間前、30分前、5分前と違います。そもそも時間に間に合えばいいので1分前に出社してればいいんでしょうと考える人もいますが間違いではありません。
でも現実的には30分前が一番良い出社時間だと私は思います。
30分も前に出社した方が良いのはなぜかという理由を記事にしますので、気になる方は見ていってください。
・朝がどうしてもバタバタしてしまう
・朝礼後に作業員へ指示をしきれない
・一日の時間をうまく使えない
・30分前に出社することで段取りが良くなります。
【理由】30分前に出社するのを勧めるのはなぜ?
現場監督の皆さん
朝礼前より30分前には出社することをお勧めします。
なぜ?そんなに早く行きたくない。時間外労働をさせるのか。
と、もちろんなりますが誰のためでもなく自分のために出社しましょう。
早く出社する理由は以下の通りです。
・朝礼前に作業員からの連絡で用意しなくてはいけない物がある。
・作業員へ急ぎの用事や作業の確認を朝礼前に行う。
・今日一日の自分の仕事を整理する。
・細かい仕事を終わらせる。
この項目を掘り下げていきたいと思います。
・前日に用意できてない指示書、忘れていた指示書を用意する。
現場監督ですが作業員に指示して建物を作る職業です。
この「指示をする」ということをしっかり行わなくてはいけません。
そのためには指示書を作成して作業内容を理解してもらう必要がありますが日中は忙しく、とても指示書が作れないという方もたくさんいます。
夕方に作業員が帰り事務所で指示書を作成しようと思っても、他の急ぎの計画やついつい後回しにしてしまい、当日まで忘れてしまうこともあります。
1枚の指示書を作るのに5分もかかりませんが、逆に5分もかからないことが後回しにする原因ともなります。
そんな時、朝礼前に少し時間があれば指示書が作れます。
今日やってもらわないといけないことを図面や写真に要件を記載して渡す。
口頭だけではどうしても忘れたり、違うことをやってしまったりします。
朝礼前に指示書を作るのは遅いと思いますが間に合いはします。
出来れば事前に作成するのが一番ですし、前日のは指示しているのが当たり前です。
しかし、現実出来てないので最後の時間として朝礼前の少しの時間で作ることは可能です。
作業員が作業する前に指示をしましょう。
・朝礼前に作業員からの連絡で用意しなくてはいけない物がある。
朝礼前に作業員から連絡があり「図面を用意してくれ」「工具を貸してくれ」とか言われる時があります。
そんなの前日に言ってくれと思いますが作業員も忘れているのです。
朝礼後から使うので朝礼前に用意する時間がなくてはいけません。
もし、朝礼後に用意する場合は他の業者、作業員への指示が遅れます。
現場から一度戻り、物を用意してまた現場に行くと手間です。
大きな現場で現地まで移動時間がかかる場合ははっきり言って無駄な時間です。
朝礼前に時間があれば用意できることが多いです。
時間ギリギリに出社する人は用意できません。
そんなの急に言ってくる人が悪いと思いますが、対応はしなくてはいけないので一番作業員の効率を伸ばすために良いのがすぐに対応することです。
作業員の効率が伸びれば工事が進み、現場監督は工程の面で考えることは少なくなります。
いつも朝礼前に言われては困りますが、用意ができる時間があるかないかは大きな違いです。
・作業員へ急ぎの用事や作業の確認を朝礼前に行う。
現場管理をしているとどうしても急ぎの仕事ができてしまいます。
作業員から明日の朝からあれやってくれ、これやってくれと夕方に言われても違う業者に頼むことも出来ません。
帰ってるのに電話するのも迷惑そうですし、電話を取ってくれない人もいます。
次の日の朝礼後には作業員の予定は決まっています。
朝礼前から職長はどこへ誰に何をしてほしいと考えています。
朝礼後に急な仕事をやってくれと言っても時すでに遅しとなり、段取り替えが大変です。
基本的に急に言ったところでやってくれません。
そんな時は急ぎの仕事は朝礼前に相談をしましょう。
朝礼前であれば詰所に作業員が集まっており職長を交え全員が話を聞いてくれます。
職長も急な仕事のため、作業員の作業状況は把握し切れてないのでその場にいれば「この仕事できる?」と聞けます。
朝礼後より朝礼前に相談するほうがやってくれる確率は格段に上がります。
本来急ぎの仕事というのはやってはいけませんが現実としてはどうしてもありますので、そんな時にどうすればうまく仕事をやってもらえるのかを考えると朝礼前に頼むことが良いです。
・今日一日の自分の仕事を整理する。
朝に出社したときは脳がスッキリしている時間です。
そんな時に行いたいのが仕事の整理です。
普段からメモなどに仕事を書いている人は多いと思います。
しかし、日中に自分の仕事と頼まれた仕事と打ち合わせや現場管理などでついついメモを取り忘れることや、やらなくてはいけないことを思い出せないことがあります。
夕方に何の仕事があるか整理しようと思っていても疲れた脳は全部を思い出してくれません。
急ぎの仕事や大きな仕事ばかり考えてしまいます。
思い出せても7割くらいでしょう。
残り3割は時限爆弾のように「早く処理しないとまずいですよー」と焦らせてきます。
そんな時に朝礼前の自分の時間が取れれば仕事を見直すことが大事です。
・人に頼まれて仕事
・作業員に言われた事
・メールを見返して返信しなくてはいけない事
・現場で確認する事
このようなことをメモを取りだし、仕事の一覧表にしましょう。
注意としては仕事の一覧表が出来るまで仕事に取り掛からないことが大事です。
例えばメールで返信を求められていて「そうだ、返信しておこう」と思うとせっかく何の仕事があったか思い出す作業がメールを返す作業に代わってしまいます。
朝礼前の時間なんて非常に短いものです。
朝礼後にすぐ効率よく動くためには仕事を把握しておくことです。
極論ですが仕事を一つも忘れないことが大事なのです。
そのために見て思い出すメモがあることは非常に大事です。
・細かい仕事を終わらせる。
朝礼前に細かい仕事を終わらせておきましょう。
これは目次にある「今日一日の自分の仕事を整理する」が終わらせていることが条件です。
メールを一つ返す。FAXを送る。回覧用紙を回す。会議に使う資料を印刷しておく。
このようなことを日中行おうとしてもなかなかできない時があります。
1つ5分あれば終わるようなことですが、現場が始まってしまえばその5分を作るのに何か他の事を始めてしまい後回しになってしまうことがあります。
30分前出社すれば6つは細かい仕事を終わらせることが出来ます。
日中に6つの細かい仕事に追われなくなれば気持ち的にも楽になりますし、集中して行わなくて行けない仕事ができます。
早く出社することのデメリット
先ほどから早く出社することをとても良いと言っていますがデメリットもあります。
・給料を出さない会社がある
この2つを詳しく説明します。
・早く起きなくてはいけない
疲れているから時間ギリギリまで寝かせてほしい。
この気持ち分かります。ただでさえいつも遅くまで仕事をしているのにさらに朝も仕事をやるのかという気持ちになります。
モチベーションが下がれば仕事の効率も下がります。
早く出社することで仕事が進まなければ何の意味もありません。
前日までに段取りがしっかり終わっている人には早く出社することが無意味と感じることでしょう。
気持ち的に無理ならあまり意味のないことだと思います。
・給料を出さない会社がある
建設業界の給与関係は闇が深いです。
まともに業務時間をつければあっという間に法違反になるので会社として残業時間を指定するような会社もあります。
たとえ、朝礼前30分から来たとしても「それは自主的に来てるだけだから業務時間はつけたらだめ」という会社もあるくらいです。
業務をしていなければ時間外労働にしてはいけませんが、業務をしてたらりっぱな時間外労働です。
だいたいそんなことを言う人はえらそうにしている人です。
自分だったらそのくらい10分で終わるから君も10分の残業だけだよとなんでも自分基準で考えてしまうのです。
職務規定を見れば全然違うんですけね。
もし、早く出社して仕事と認められないければ給料がもらえる時間分だけ頑張ればいいのです。
早く出社しても残業しても仕事と認められてないのですから
その会社に縛られる必要はなく他の会社はいくらでもありますし、他の業界を仕事とするのも全然ありです。
一生懸命仕事をしているのに仕事として認められない会社に未来はありません。
私は早く出社することで朝一に良いスタートが切れるので実践しています。
人それぞれ事情や考え方があるので強制はできませんがやってみると普段と違った仕事の仕方が見つかります。
1週間でも良いのでやってみてください。
【経験談】いつも遅刻ギリギリだと朝礼後がバタバタする。
昔の自分は8時朝礼に対して10分前くらいの出社でした。
パソコンの電源が着く前に安全帯とヘルメットを装備して朝礼に参加するようなギリギリの出社です。
朝礼後にはあの資料を作ってなかった、事務所に忘れ物をしたなど仕事としてはマイナスからのスタートです。
マイナスからのスタートはプラスにするまでの労力が大変です。
現場では指示するための資料がないから口頭で指示しては伝え方次第で間違ったやり方になってしまう。
間違ったやり方に気づき修正をお願いしたり、気になりだして現場にいる時間が長くなったりと効率が悪い日々でした。
前日にしっかりとした指示書を作ってあればと思いましたが日々の疲労から面倒になり、効率の悪い業務の仕方でした。
考え方を改めたのは残業だけでは仕事が追い付かなくなった時でした。
ほぼ終電時間まで残業しても仕事が間に合わない。
どうしようかと思ったアホの私は早出をすることをしました。
朝礼1時間前に出社しては朝に指示しなくてはいけないことの資料作りや物の手配のFAXなど現場ではできないことをさささささーっと終わらせて朝礼前には業者に指示書を渡すようにしたのです。
そうしたらなんということでしょう。
朝礼後は「あれどうする、これどうする?」「あれ確認して、これ確認して」が来なくなりました。
朝礼後いつも業者に話しかけられたのにポツンと一人になる感覚はさみしいようで「あれ?好きなことできるんじゃね?」と気づきました。
それからは前日に指示をしきれてない場合は早出をして指示書を渡し、指示したことでも確認をするようにしました。
手配としては前日では遅いとか言う人もたくさんいますし、当日なんで遅すぎるという人もいます。
私もそう思いますが業者はコミュニケーションが良い現場監督の方を優先するのも事実です。
今、私は6時出社を目指して出勤しています。
4時に起きて4:40出発です。眠いし中々毎日実践は難しいですが頑張ってます。
なぜこんなことをするかと言えば仕事が多いので夕方残業するか、朝に早出するかを考えて朝の方が効率が良いからです。
仕事が間に合っていれば定時出社、退社をしますが工事中の現場監督はなかなかそうはいきません。
夕方は疲れや他の現場監督との打ち合わせになりそうなのでそそくさと退社をします。
その代わり朝に仕事をします。残業が当たり前になってはいけませんが仕事の効率を伸ばすために出勤時間を変えるというのは有りだと思います。
自分は段取りが悪いなぁと思う方は出勤時間をちょっと変えてみるだけでも効果が出ますのでやってみてください。
現場監督のまとめ
朝礼前に仕事をするなんて面倒かもしれませんが実践してみたら実は結構効果的です。
朝早く来て夕方はほとんど残業しない。
本当は朝も夕方も残業なんかしなくて仕事を終わる方が良いのですが現実は残業しないと仕事は終わりません。
どの時間が自分で一番仕事をしやすいかは自分で探してみましょう。
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