こんにちは、ブックマンです。
現場で事故や怪我をしてしまう。
事故や怪我なんて誰も得しない悲しいことです。
出来るだけ起きない方がよいがどうすれば起こらないすることができるのか
興味がある方は見ていってください。
・現場で安全管理はどうすればいいか分からない
・危ないなと思うけど具体的に指導できない
・実際に担当作業で事故を起こした事がある
・安全管理が出来れば事故や怪我が減り、余計な仕事や悲しい事が増えない
【結論】安全管理は人、重機、設備を見る

現場で事故を起こしたくないけど、どこを見ればいいんだろう
現場で安全を見る。
それは現場監督の仕事です。
作業員が怪我をしないように安全設備を整えたり、注意喚起をして事故や怪我を未然に防ぐことが現場監督に求められています。
事故や怪我をするのは作業員ですが事故処理や今後の対策、労働基準監督署への報告など元請側も怪我しないだけで事故対応する労力が増えます。
出来れば事故や怪我がない方が皆幸せですので、起こさないように現場監督は日々管理しなくてはいけません。
とはいえ現場が広く多種多様な職種がある中で全部を理解して見るなんてことは出来ません。
実は事故や怪我をしないために見るポイントがあります。
事故や怪我を起こさないようにするためには
・重機
・設備
を見ればほとんどの事故や怪我をしなくて済みます。
次のようなことを気をつけましょう。
事故の型を知って安全管理をしよう

危ないとは思うけど作業員がやっているから平気かなぁ
現場の事故や怪我は過去に起きた事象の類似しているのががほとんどです。
いつかどこかで起きたような事故がまた違う日に違う現場で起きています。
つまり過去の事故が分かればほとんどの事故や怪我に対する対応が可能と言うことです。
まずは過去にどのような事故があってどのような対策が考えられたのかを調べてみましょう。
「建設現場 事故事例」 で調べる事でたくさんの事故が分かります。
実際に事故現場を経験した事がない人がほとんどでしょうが今度は自分の現場かもしれません。
事故を起こさないように類似している事があれば対策をしましょう。
では、安全管理は具体的に3つ見ます。
人
重機
設備
です。
一つ一つ説明します。
人を見る
人が原因の事故や怪我は
油断している。
作業する場所での危険予知が出来ていない。
これらのことが考えられます。
作業手順が違う。
作業内容が分かっていなかったり、横着したり、そもそも作業が分かっていなかったりすると作業手順が変わり、一気に危険な状況になります。
作業手順はあらかじめどのようにすれば安全かを検討しているので守るべき事です。
現場監督が作業手順を全て分かっていれば指導できますが、なかなか覚えるものでもありませんのでそんな時は「もし」を考えましょう。
もし、あの作業員が昇ったら落ちるのでは?
もし、あの通路を通過したら物が落ちてきて人が怪我をするのでは?
と「もし」を考えれば多くの危険の目を潰すことができます。
作業員の作業を見るときは普段からやっているから大丈夫だろうと思わず、もし今日怪我をするとすればなんだろうかとネガティブですが事故対策をするために必要な思考です。
作業員を完璧に信用せず、安全か!?という視点で見ましょう。
重機を見よう
重機は言葉通り一撃必殺の恐ろしい物です。
人間以上の馬力が出るため使い方を間違えれば大変危険な物です。
とはいえ重機がなければ現場は成り立ちませんので、いかに上手に重機を使うかが大事なポイントです。
実は重機の安全に関して簡単なポイントがあります。
それは稼動部と人が離れているか
というところです。
動いてない重機を相手に怪我をする人は見たことや聞いたことがありません。
何かしら動いているので接触して怪我につながります。
安全を見る場合は重機と人が離れていることを確認しましょう。
又、重機の使い方も注意が必要です。
可能だからといって危ない使い方はダメです。
←ダメな使い方
まずは正しい使い方を調べて使いましょう。
後は重機周りに区画をしたり注意喚起をしたり、簡単には近づけないようにすれば事故や怪我は少なくなります。
設備を見よう
現場の設備が不備な場合、怪我をします。
怪我の要因はたくさんのことがありますが重大災害につながるのは人の墜落や物の落下です。
安全帯を使用していないことや工具の落下防止を付けてないことも事故が起きる理由にもなりますが設備の不備による事故は防げる事故です。
設備の不備かどうかの基準は法を守ることが第一です。
私は以下のサイトの資料を参考に足場計画などをしています。
法を守れば一定の基準は守られます。
しかし、残念なことに法を守っても事故や怪我は起きます。
現場の設備に+αが必要なのです。
色々な現場があり、色々な状況がありますので一概には改善方法は言えませんが対策としては「もし」を想定しましょう。
もし、○○が起きたら
こう考えれば対策の仕様があります。
しかし、対策するのに気を付けてほしいことが本当に必要かという点です。
「もし」という想定は自分で考えたことです。
独りよがりの意見になってはいけません。
必ず施工する人やその設備を使う人、現場監督の仲間、コスト、手間などと相談して決めましょう。
事故というのは一度起きればなぜ起きたのか、なぜ対策していなかったのかと後の祭りのように騒ぎます。起きた事は仕方のないことですが起きないようにするのが現場監督の仕事です。
今日はどこか危ない箇所はないか?明日はどこか危なくなる場所はないか?
そんな風に現場を見れば良いと思います。
【経験談】吊り荷直下の人払い

吊り荷直下に入ったらダメだろ!!
危ないだろ

すいません
(吊り荷が落ちるわけないだろ)
安全を見るに当たり、人と重機と区画で一番関係するのが揚重作業です。
毎年のように吊り荷直下に人が入り、怪我をしてるニュースを見るといたたまれなくなります。
私の現場でも吊り荷直下に平気で入る作業員はたくさんいます。
(もし、吊り荷が落ちてきたら死ぬのはあなただよ)と思いながら指導します。
そして、またその作業員は吊り荷直下に入ります。
「一度怪我をしてみればいいんだ」と心で思っていても、安全管理をする現場監督はきちんと指導しなくてはいけません。
本当にいたちごっごですが、それでも指導するのです。
毎日現場の安全を守るためには、作業員自身が危ないと思ってなくても危ない作業に指導をしています。
1、現場の安全を守る。
2、自分の担当業者だけでも守る。
3、自分の目の行き届くところだけでも守る。
4、作業員があの担当者はうるさいからやっておこうと思う。
そうなれば皆の意識が向上して安全側に作業をします。
逆にゆるい安全管理ではどんどんゆるくなり、事故や怪我を起こすまで無法地帯になります。
「危ないな」と思ったら作業員と相談してより安全な方法を見つけましょう。
現場監督のまとめ
事故が起きなければやり過ぎな安全管理ですが、事故が起きてしまえば不十分な安全管理になります。
現場の管理を作業員に任せきりではダメです。
カッターですら使い方の分からない作業員がいるのが現場ですから。
今日もご安全に!と掛け声は飾りであってはダメなんです。
現場の安全管理が出来なければ誰かが今日死ぬかもしれません。
そしてそれは決して他人ごとではありません。
現場監督の死亡事故もあるくらいですから
死んだら終わりです。
死なないように今日も安全管理をしましょう。
如何でしたでしょうか。
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