皆さんの現場では安全パトロールはありますか
会社の安全部が来て現場巡回して指摘をしていく行事です。
安全パトロールに限ったことではないですが、外部からの見学や検査の時も普段現場にいない人が来た時は要注意です。
余計なことを見て現場の評判が悪くなっても嫌なので対策をしましょう。
興味がある方は見ていってください。
・パトロールが来た時にどうすればよいか分からない
・パトロールって何か対策をしなくてはいけないのか
・普段の現場を見せればいいんじゃないと思う
・現場で指摘されればルールが厳しくなり自分たちの仕事が増えます
【結論】安全パトロールの時は余計なことはしない

パトロールが来るっていうけど具体的にどんな対応をすればよいのか
皆さんの現場も何かしらの安全パトロールがあると思います。
普段見にこないくせにたまに来て偉そうにする人たちです。
彼らはそれが仕事ですので文句を言っても来るものは来ます。
どうしても来ますのでその時現場はどうすればよいかというと
余計なことをしないようにしましょう。
余計なことなんて現場に無いと怒るかもしれません。
しかし、わざわざ指摘される要因を増やす必要はありません。
安全パトロールは時間が決まっています。
30分で終わる作業もあれば2時間かけるパトロールもあります。
安全パトロールの時に作業を止めることが出来れば、余計な指摘をされづらくなります。
安全パトロールというのはどこかの会社を代表して来ています。
役所なのか元請なのか施主なのかと誰でもよいですが、現場に悪印象を与えてしまうと後で厄介です。
何が厄介かというとパトロールが増えたり、細部まで見始めて指摘をしていきます。
指摘をされれば会社の評価が悪くなり上司の機嫌が悪くなったり、安全基準が厳しくなります。
止めれる作業は止めたほうが、難しいことを考えなくてよいので楽です。
とはいえ、なんでも止めろでは現場が進みませんので現場として何を止めて、何を進めるかを一度検討しましょう。
【経験談】安全パトロールの時に作業を止めなかった時の指摘

今日はパトロールをするからよろしくね

はい、よろしくお願いします。

あれ、あそこの高所で仕事している人が安全帯を使用してないんじゃないの?

あー確かにそうですね。注意してきます。
(いつもしているのに何で今日に限ってしてないんだ)

普段からの教育がなってないんじゃないのか
指摘事項としてこの現場を記録しておくからね。

はい、すいません。以後気をつけます。。
この後は社内の安全連絡サイトに記載されたり、安全パトロールが増えたり厳しくなったりしました。
業者を呼び、「なぜ安全パトロールが来る日に限って安全帯をしないんだ」と注意をしましたが後の祭りです。
その業者は高所でも安全帯をしない業者とレッテルを貼られ当分の間、現場監督内で要注意業者となりました。
そうなればお互いにギスギスするため、業者は文句を言ってくるけど元々はあなたのせいでしょと腑に落ちないところがあります。
安全パトロールはきちんと対応しましょう。
【問題点、解決策】安全パトロールには対応する順番がある

パトロールに対応しましょう。
しないと仕事が増えます。
安全パトロールが来るからと言って全作業を止めるなんてことは出来ません。
現場は安全パトロールのために工程を伸ばすことは出来ないからです。
しかし、何も対応しないというのは指摘されるだけですのでやれることをやりましょう。
やれる事と言うのは以下のようなことです。
2、安全パトロールの順路だけきっちり整備する。
3、現場全体をきちんと整備して、現場監督の目を光らせる
この順で対応出来れば良いと思います。
しかし、この対応は作業員に対してですので現場設備が不備ではいけません。
現場設備は法に基づき常に整備されていなくてはいけません。
作業員がいないからと言って落とし穴があるような危険な現場ではNGですので注意してください。
では、説明していきます。
1、安全パトロールの時の時間だけ作業を止める。
←現実にあります
安全パトロールは突然来るわけではありません。
突然来る臨検に関しては諦めましょう。
安全パトロールは半分が設備に対して指摘しますが半分は作業員に対して指摘します。
その半分を無くならせるために作業員の作業を止める方が簡単です。
作業員の作業を簡単に止める方法があります。
それは
パトロール順路と違う場所をやらせること
です。
作業員が見えなきゃ作業員に対して指摘できません。
後は現場で危ない設備がないかどうかです。
設備が危ないというのは普段から危ないということです。
安全パトロール対策ではなく、現場の安全として常に整備しましょう。
2、安全パトロールの順路だけきっちり整備する。
←現場整備ヨシ
作業員が仕事している時間にどうしても安全パトロールがある。
作業場所も変えられないという場合があると思います。
とはいえ、そのまま現場を見せると色々指摘をされますので良い現場を演出しましょう。
良い現場と言うのは表示です。
・通路は区画や床に表示をしていますか
・資材は縦横が直角に置かれ、表示がされていますか
現場が良く見えればあまり小さな事は気になりません。
それでも注意深く見る人がいれば諦めましょう。そんな人は指摘するまで何かを探します。
3、現場全体をきちんと整備して、現場監督の目を光らせる
←ダメ、絶対
一番大変なのが現場全体を整備して現場監督の目を光らせることです。
文字にすると当たり前の事ですが現実的には不可能に近いです。
なぜなら現場監督は現場管理以外にも仕事があるからです。
計画や設計・施主対応、コスト管理や書類整備と現場での仕事の方が少ないくらいです。
現場監督が現場でやる事は指示と確認です。
余計なことをやってる場合ではないのです。
もし、本当に現場の安全を100点にするなら安全の知識を勉強して、安全整備専用の鳶工を常に配置し、作業員の作業開始から終わりまでずっと監視してなくてはいけません。
でも、そんなことは出来ません。
ではどのように現場を整備をするかというと1日前までに整備をかけて一斉清掃をすることです。
パトロールの日は決まっています。
それに向かって現場の点検をして、整備をかけていきましょう。
スポーツ選手が試合に合わせて体調を整えるのと一緒です。
その一日、その時間のために力を使うのです。
安全パトロールが来るからって普段通りでいいんじゃないという人もいると思います。
その通りなんですが、指摘事項が増えれば是正と対策で現場監督の仕事が増えます。
又、パトロールも増えます。
結果、仕事が増えます。
しなくても良かった仕事が増えて喜ぶ人はいません。
パトロール対応はしましょう。
現場監督のまとめ
安全の基準と言うのは基本的に「法律」です。
労働安全衛生規則に記載がありますので勉強しましょう。
それ以上のことは人の感覚によるものです。
必要か必要じゃないかと判断しながらになります。
パトロール対策も良いですが一番良いのが現場で事故を起こさないことです。
パトロールの時だけ現場が100点でも普段が30点ではだめです。
事故は誰も得しない無駄な事です。
今日も安全に施工管理をしましょう。
如何でしたでしょうか。
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