こんにちは、ブックマンです。
現場監督は現場を管理するのが仕事ですが,現場をふらふらし続けられても困ります。
夕方から事務所で計画や書類の整理をしているのを見ると
「もっと早く事務所に戻ってやればいいのに・・・」
と思います。
現場に出る人は出る人で理由はありますが、今回はどうすれば現場に長時間いないようにできるのかを考えてみましょう。
※今回は管理職向けの記事です。
興味がある方は見ていってください。
・現場から現場監督が戻ってこない
・何をそんなに現場でやることがあるのか不思議だと思う
・どうすれば事務所に戻ってくるか分からない
・事務所に戻ることを目的にしないと戻ってきません。
【結論】「事務所に戻れ」と指示を出す

事務所に全然戻ってこないな
現場に出てばかりで全然事務所に戻ってこない現場監督はわんさかいます。
そんなに現場でやることがあるのかとよく思います。
現場もほどほどにして、事務所で計画や書類の整理をしないと、また残業することになるのに「そんなに仕事が好きか?」と思うくらいです。
そんな現場大好き現場監督を事務所に戻す方法は
「事務所に戻れ」
と指示を出しましょう。
乱暴かもしれませんが、そうでもしないと戻ってきません。
現場であれこれやってから戻ってこいと言ってもなかなか戻りません。
あれも気になったりちょっとしたことをやるために現場に行ったりとしてると事務所に戻れません。
どうすれば良いかといえば事務所に戻れと言うことです。
事務所に戻れという指示があれば現場で最低限のことをこなし、事務所に戻ります。
本来は現場の仕事をきっちりこなしてから戻ってきて、事務所で仕事をしてほしいのですがしかたありません。
手段と目的が違うと言われそうですが、そうでもしないと事務所に戻ってこないのです。
ただ事務所に戻れでは戻ってきてもまた現場に行ってしまいます。
事務所で仕事があることを気づかせなくてはいけません。
そんな時にノルマを与えましょう
与えるノルマは計画と書類の整理です。
そんなものは自分で考えて時間配分をするものだと感じるでしょうが、できてないのが現状ですので現実をみましょう。
事務所でこれをやれ、あれをやれと少し期日を短くして事務所でやらなくてはいけない状況を作りましょう。
この方法に慣れれば
現場にずっといなくても良いことが分かること
日中に事務所で仕事をすれば夕方から当たり前に残業をしなくてよいこと
が分かるようになります。
そうなればちょっとずつ隙を見つけては事務所に戻るようになってくるはずです。
ですが、まだまだ油断できません。
人には現実逃避をしたくなる時もあります。
現場監督の良いところであり、悪いところでもある
自分の時間は自分で決める
という職種なので、目標がないとすぐに怠ける人がいます。
自分で何をすべきかと考えてくれれば楽なのですが、そんなことが出来る人は自主的に自分で事務所に戻っては仕事をします。
やはり管理する立場の人はノルマを与え続けないといけないでしょう。
日本の管理職、特に現場監督はやる事が多すぎます。
「管理職なんだから管理してればいいんじゃないの?」と思いますが、自分も仕事をしているうえでの部下の管理ですのでアホみたいにやる事が増えます。
この状況に部下に成果を上げてもらえないと仕事は間に合いません。
現場ばかり行く部下にやってほしいことがあれば、事務所に戻るように指示をして仕事を押し付けてしまいましょう。
仕事を押し付けても責任は管理職にありますので、出来るように指示するのも仕事です。
【経験談】やってはいけない部下への対応

部下が現場から戻ってこない

やる事がたくさんあるのに現場で何やっているんだ!!

あれもこれもあって、いつまでと決まっているのにやらない
なぜだ?
と思う気持ちからか部下に強く当たってませんか?
強く当たれば当たるほど部下は現場から戻ってこなくなります。
そりゃ怖い上司がいれば逃げますよね
私が現場から戻ってこない部下にやって失敗したことを言います。
皆さんは真似しないようにしましょう。
- 言い分を聞かない
- 時間で拘束する
- 「○○以外しなくてよい」と指示する
この3つは大失敗でした。
結果は成果が出ない上に部下との関係も悪化します。
理由は以下の通りです。
言い分を聞かない
現場で何をしているのだ!!と言っておきながら部下の言い分の聞かない事がありました。
部下は「あれやって、これやって、こうだから時間がかかって事務所に戻ってこれません。」と言いますが、それを頭ごなしにそんなに時間はかからんだろうと言ってしまいます。
私としてはやったこともあり効率よく動けるし、結果が分かるのでついつい言ってしまうのですがこれが逆効果です。
部下には部下の言い分があり説明しているのに、聞かない上に上司の俺なら出来るんだぜの自慢を聞かされるのは嫌なものです。
正直見苦しい言い分もありますが、説明させるということも大事です。
時間で拘束する
この仕事をいつまでにやることと期日を設けることはいいですが、時間で行動を区切るのは良くありませんでした。
「午前中はあれをやれ、午後はあれをやれ」と時間で行動を区切ると自分で考えなくなります。
バイトならそれでもよいでしょうが、我々は現場監督ですので自分で考えて行動が出来なければ将来につながりません。
部下のタイムスケジュールも管理しなくてはいけないのでやることが増えます。
「○○以外しなくてよい」と指示する
あまりに現場から戻ってこないと言いたくなるのが「○○以外しなくていい」と言ってしまいがちです。
この言い方はダメです。本当に○○以外しなくなります。
上司とすれば気になるところが進みますが、それ以外は見えてません。
部下からすれば一生懸命何かをしているのに認められず、追い込まれる感覚になります。
短期的な目線では仕事が進みますが、やはり自主性がなければ優秀な現場監督にはなりません。
上司からすれば部下の仕事のすべてが見えているわけではないので目に見えて出来てないとわずらわしく感じます。
部下からすれば事務所の仕事は後回し、または夕方からやれば良いと思うので進みません。
その辺の考え方の違いからお互いのすれ違いが起きます。
部下のことも考えながらやる現場監督は大変です。
【問題点、解決策】現場監督を事務所で仕事をさせる手順
現場にばかり出ている現場監督を事務所に戻すには手順があります。
いきなり「事務所に戻れ」ではいまいち効果はうすく数日すれば、すぐに一日中現場にいるようになります。
次のようにやれば改善されるでしょう。
- 仕事に期日を決める。
- 自分の仕事をリスト化させる。
- 期日を守らせる。
- 事務所に戻れと言う。
とこのようにやりましょう。
では一つ一つ説明していきます。
仕事に期日を決める。
まずは当たり前ですが仕事に期日を決めましょう。
「いつまでに」を指定しないといつまでもやりません。
子供でも夏休みの宿題の期日はあります。
大人でお金を稼ぐ立場なら当たり前です。
しかし、出来ない人が多いです。
今日中という期日ではないので、いつまでという期日がぼやけてしまい、ついつい先延ばしにしてしまいます。
どんな仕事であれ、期日を設けるようにしてください。
自分の仕事をリスト化させる。
部下の仕事ですが、部下自身も把握していない可能性があります。
だからずっと現場にいるのです。
A4の用紙に部下の仕事をリスト化しましょう。
しかし、上司が仕事リストを作ってはいけません。
それは上司が部下にさせたい仕事リストであり、部下が把握している仕事リストではないからです。
自分で書いてないリストなぞ、見ません。
まずは部下がリスト化をしてから、上司の仕事リストを付け足しましょう。
作り方は以下のようにしましょう。
まずは把握している仕事をリスト化しましょう。
電話一本やらFAXだけでもいいです。
とにかく忘れないようにリスト化することが大事です。
次は期日を設けましょう。
やはりいつまでにがないと管理しづらいです。
最後に何を現場でやる必要があるのかをマーキングしましょう。
現場と事務所の仕事は別物と考えてもいいでしょう。
なぜ現場に行くのかを明確にすれば現場に行く時間も減ってきます。
このようにすれば現場でやる仕事と事務所でやる仕事が分かるため、現場に長時間いる必要がないのが分かります。
現場監督ですので現場で仕事が増えたり、声を掛けられることもあるでしょうが現場に何をしに行くのかは明確にしておいた方がよいでしょう。
期日を守らせる。
次は期日を守らせましょう。
施工方法などは知識不足や考え方の違いから多種多様にありますが期日は絶対です。
期日が守れなければ何も進みません。
普段は泳がしといてもよいですが、期日に関しては譲らないようにしましょう。
事務所に戻れと言う。
事務所に戻れと言うのは期日が守れないときに言いましょう。
仕事の期日を守っている人に事務所に戻れと言い続けても、仕事をちゃんとやってるからいいでしょうと言われてしまいます。
事務所に戻したい理由は事務所での仕事がたくさんあるからです。
期日を守れないようならどんどん電話して戻れと言いましょう。
また夕方から事務所でやればいいという考えはいけません。
「残業」をわざわざする必要はないし、長時間労働の常態化につながります。
通常勤務時間内に終わらないから残業をするのです。
時間を有効に使いましょう。
現場監督のまとめ
現場監督が現場に出る事は正しいですが、ずっと現場にいることは間違いです。
現場には「指示」と「確認」をするためにいきましょう。
職人と世間話や手伝いはほどほどにして事務所で仕事をしましょう。
如何でしたでしょうか。
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